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TCシンポジウム2019プログラム詳細

協会発表&ポスターセッション【東京開催】

タイトル

★各セッションに下記を記載しています。参加するセッションをお選びの際の参考にしてください。
(総合) 幅広い参加者を想定した内容
(応用) TCの活動領域を広げるための内容
(基本) TCの基礎を学ぶための内容

協01(総合) 産業人として求められる表現術のコアコンピタンス
~新しいテクニカルライティング教育のあり方を模索する~
協02(基本) ドキュメントコミュニケーション研究会の取り組みと事例発表の紹介
協03(基本) TC 技術に近づいた学校教育
~TC技術検定試験の見直し検討のその後~
協04(基本) 利用者要求実現と短期間開発にテクニカルコミュニケーターはどう応えるか
~アジャイル開発に対応するために学ぶべきこと~
協05(総合) テクニカルコミュニケーター専門課程制度
~制度の仕組み及び筑波大学における第5期修了~
協06(総合) 解析のすすめ
~製品・サポート情報改善プロセスの新常識~
協07(総合) CMS時代の製品・サポート情報のプロジェクト管理
~新しいプロジェクト管理教育のあり方を模索する~
協08(応用) 目次構造に依存しない情報提供とプロセス管理の両立を目指して
~情報利用者と情報作成者の間のコミュニケーションのギャップを埋める技術の探求~
協09(総合) 産学協同ポスター発表
~大学生および企業による発表~

詳細

協01(総合) 産業人として求められる表現術のコアコンピタンス
~新しいテクニカルライティング教育のあり方を模索する~
分類 コミュニケーション力、人材育成
内容

■セッションの趣旨
テクニカルコミュニケーターが関わる業務範囲やその成果物の多様化が進んでいる。特にテクニカルライティング技術の適用成果は、必ずしも取扱説明書に限られなくなって久しい。しかし、これまでのテクニカルライティング教育においては、取扱説明書の、それも操作方法の説明を題材にすることが多く、その指導内容の少なからぬ部分が日本語スタイルガイドに掲載されている正しい日本語、正書法の指導に置かれてきた。この指導内容の多くが義務教育や高等教育に取り込まれつつある今、産業人として求められる表現術のコアコンピタンスを再確認し、その指導育成方法を確立することが求められている。標準制作工程検討WG では、長年にわたって現在(そして将来)の業務実態に適した標準制作工程の検討とその可視化を進めてきた。ここではトピック指向とコンテキスト指向の双方を視野に入れている。また、大阪大学COデザインセンターでは、取扱説明書にその適用対象を限定しない、工学系専門家を志す人々を対象とし得る、表現術としてのテクニカルコミュニケーション教育の研究と実践を推進している。本発表では、これらの成果を盛り込んだ、新しいテクニカルライティング教育を提言する。

■セッションのポイント
・前提の共有:V モデルに基づく標準制作工程
・前提の共有:国語教育の変化
・表現術の指導例の提言1
・表現術の指導例の提言2
・表現術の指導例の提言3
・標準制作工程における執筆工程の業務内容
・まとめ:産業人として求められる表現術のコアコンピタンス

注:東京開催と京都開催とで同じ内容を発表するが、WG の活動進展に伴う追加・変更は想定される。
注:本発表では、グループディスカッションを通じて、表現術の指導例を体験いただく。

講師 中野 友理恵 PFU テクニカルコミュニケーションズ( 株)
若山 陽介 ( 株) 情報システムエンジニアリング
企画担当者 TC 協会標準制作工程検討WG
企画協力 黒田 聡 大阪大学CO デザインセンター 招聘准教授

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協02(基本) ドキュメントコミュニケーション研究会の取り組みと事例発表の紹介
分類 オフショア開発、 ライティング教育
内容

ドキュメントコミュニケーション研究会(DC 研)は、ドキュメントを単なる情報を記述する媒体や手段ではなく、人間同士がドキュメントによってコミュニケーションを取ってつながっていく、ドキュメントそのものをダイナミックな「情報」ととらえて研究活動を行っている。本研究発表では、情報処理学会という学術研究会への参加や発表のメリットを紹介したい。また、年4 回ほど実施している研究会で、TC に関連した「オフショア開発とライティング教育」をテーマに注目を集めた、富士通の研究発表の最新動向も紹介する。

講師 高橋 慈子、藤原 琢也 情報処理学会ドキュメントコミュニケーション研究会(DC研)
企画担当者 情報処理学会ドキュメントコミュニケーション研究会(DC研)

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協03(基本) TC 技術に近づいた学校教育
~TC技術検定試験の見直し検討のその後~
分類 TC 技術検定、人材育成・交流
内容

■セッションの趣旨
昨年までに文部科学省が公開した新学習指導要領は、小学校から英語教育やプログラミングが導入されることばかりがクローズアップされている。実は、それだけでなく、これまでの学校教育では取り上げられることがなかった、社会や実務、技術に関することが多数取り入れられている。高等学校では、各教科とも、科目名が変わったり、科目が切り分けられたりしたが、特にTC 技術と関係の深い「国語」と「情報」は大きく変わった。国語では、現代国語が「文学」と「実用文」に分かれ、「論理国語」という科目ができた。情報では、「情報I」を必須科目とし、「コミュニケーションと情報デザイン」をプログラミングと同じ程度学習することになった。さらに、センター試験に代わって2021 年3 月に始まる大学入学共通テストで記述が取り入れられればテクニカルライティング技術が役に立つことは間違いない。つまり、高校までの学校教育で、TC 技術の基礎の多くを身に付けてくることになる。そこで、TC 技術検定試験制度の見直しを検討するうえで、高等学校の教育内容を把握する必要がでてきた。現在実施しているTC 技術試験の問題が、新学習指導要領に適合するかなどを調査し、その過程を報告する。

■セッションのポイント
・ 高等学校 新学習指導要領「国語」「情報」
・ 「国語」「情報」とTC 技術との類似性
・ 大学入学共通テスト 試行調査問題(国語)
・ 変更されたTC 技術検定試験について

講師 高橋 尚子 國學院大學、TC 協会専務理事
企画担当者 TC 技術検定部会

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協04(基本) 利用者要求実現と短期間開発にテクニカルコミュニケーターはどう応えるか
~アジャイル開発に対応するために学ぶべきこと~
分類 プロセス改革、テクニック
内容

■セッションの趣旨
製品・サービスの開発は、変化を続けるユーザー要求への対応が求められ、あらかじめすべての要求を抽出し、すべてを作るのに必要な期間を見積ることが困難になりつつある。そのため、従来の開発手法に代わり、アジャイル開発が求められるようになってきた。今後もアジャイル開発による製品・サービスの開発は増えていくと考えられる。
テクニカルコミュニケータを含めた製品・サービス開発関係者は、製品・サービスの開発への自身の関わり方や身につけていかなければならない知識や技能を考えていくためにもアジャイル開発を理解する必要がある。アジャイル開発は短期間でのプロダクト開発をくり返すが、プロダクトのなかにはドキュメントも含まれる。
本セッションでは、代表的なフレームワークであるスクラムを取り上げてアジャイル開発の解説を行う。ソフトウェアの設計、プログラミングを行った事がない方でも理解できるように、アジャイル開発の基本的な考え方、必要な認識を中心に解説する。

■セッションのポイント
・ ユーザー要求への対応と短期間開発
・ アジャイル開発とは
・ アジャイル開発のフレームワーク スクラムとは
・ 求められる役割の変化

講師 栗田 太郎 ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ(株)
牧志 孝俊  (株)情報システムエンジニアリング
企画担当者 TC協会 学術研究産学協同委員会
企画協力 システム開発文書品質研究会

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協05(総合) テクニカルコミュニケーター専門課程制度
~制度の仕組み及び筑波大学における第5期修了~
分類 人材育成
内容

2012 年に開始した「テクニカルコミュニケーター専門課程制度」は、現在、筑波大学情報学群知識情報・図書館学類(2012 年より)及び会津大学コンピュータ理工学部コンピュータ理工学科(2017年より)にて施行されている。さらに2019 年4 月、駿河台大学メディア情報学部での施行が開始された。筑波大学においては、協会より認定を受けた修了生が順調に輩出されている。2016 年には「表 「知識と能力」との対比:大学における開講科目・資格・検定」を作成、本制度普及の一端として2017 年度より実運用を開始している。この発表では、高等教育におけるテクニカルコミュニケーション教育の普及をめざすTC 協会として、改めて本制度の仕組みを総括するとともに、筑波大学情報学群知識情報・図書館学類における第5 期修了の報告をする。

講師 岸 学 東京学芸大学 TC 協会理事
三波 千穂美 筑波大学 TC 協会評議員
島田 能里子 TC 協会 学術研究産学協同委員長
企画担当者 TC 協会 TC 専門課程委員会

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協06(総合) 解析のすすめ
~製品・サポート情報改善プロセスの新常識~
分類 プロセス改革、テクニック
内容

■セッションの趣旨
使用情報の発信の主軸が紙からネット配信に変わろうとしている今、サイトへのアクセスデータを解析し、利用者のニーズを探り出し、コンテンツや製品の改善につなげようとする新しい試みが始まっている。
このような動きとタイミングを合わせるかのように、2019 年5 月に国際規格IEC82079-1:2012 がIEC/IEEE 82079-1:2019 となった。規格のコンテキストにおいて次の変更が行われている。

改定前:
「instruction for use は、取扱説明書としてパッケージ化して提供するものが主」
改定後:
「Information for use(instruction for use)は、製品ライフサイクルの中で情報が更新されることを前提として、Information Product として作成、保守、および配信される、個別に識別可能な情報のあつまりとして提供するものが主」(TC 協会では製品・サポート情報と呼称しているもの)。

この新たな規格要求は、出荷時に情報固定という従前の前提を積極的に取り払うものだ。また、Information Product には、保守と改善を含む持続性の要求が追加され、対象読者からのフィードバックの継続的な反映 を求めているので、解析業務をプロセスに欠かせない存在へと押し上げていくだろう。
本セッションでは、解析研究会(製品・サポート情報における解析取り組み実務技術研究会)で議論が続けられている、アクセスデータ解析を実務で活用するための導入書「解析ハンドブック」を題材に、必要とされる背景から導入ステップに至るまでを、丁寧にディスカッションする。なお、本セッションは解析研究会において得た知見を整理して提供するものである。

■セッションのポイント
・ 背景:データサイエンスの時代~改善プロセスの新常識~
・ 目的:なぜ、何のために、何を対象として解析するのか
・ ポイント1:解析ツールの活用
・ ポイント2:コンテンツの改善
・ Tips:解析ツールの運用
・ 事例:導線、内容、棚卸し、コスト貢献etc
・ プロセス:解析ツール導入のステップ

コーディネーター 瀬戸 大地 (株)クレステック
パネリスト 安西 敬介  アドビ システムズ(株)
石川 秀明  ヤマハ(株)
他 解析技術研究会メンバーの討論参加
企画担当者 TC 協会 製品・サポート情報における解析取り組み実務技術研究会

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協07(総合) CMS時代の製品・サポート情報のプロジェクト管理
~新しいプロジェクト管理教育のあり方を模索する~
分類 プロセス改革、人材育成
内容

■セッションの趣旨
TC 協会が刊行しているプロジェクト管理者(TC 協会ではディレクション担当者またはディレクターと呼称してきた)向けのガイドブック『トリセツのつくりかた品質追求編』では、制作基盤としてはDTP のみを想定して編さんされている。
しかし、現在は、CMS(Contents Management System)を利用する場合も少なくなく、次世代人材の育成においてはCMS を利用する場合の製品・サポート情報の工程定義やプロジェクト管理に必要な知識の体系化が求められている。
標準制作工程検討WG では、長年にわたって現在(そして将来)の業務実態に適した標準制作工程の検討とその可視化を進めてきた。ここではトピック指向をその象徴とするCMS 利用も視野に入れている。
本発表では、DTP だけでなくCMS の利用も想定した、これからの時代に求められる「製品・サポート情報のプロジェクト管理」について、V モデルに基づく標準制作工程との関係も明らかにして、その知識体系を提言する。
なお、執筆工程については別発表枠を設けるため、本発表では詳述しない。

■セッションのポイント
・ 前提の共有:V モデルに基づく標準制作工程
・ 前提の共有:CMS 利用を見据えて
・ バージョン管理(世代管理)
・ レビューと承認
・ トレーサビリティ
・ 構成案
・ スケジュール管理(チケット管理)
・ 検証
・ まとめ:CMS 時代の製品・サポート情報のプロジェクト管理の知識体系に関する提言

注:東京開催と京都開催とで同じ内容を発表するが、WG の活動進展に伴う追加・変更は想定される。

講師 【WG 主査】
黒田 聡  (株)情報システムエンジニアリング
【WG 副主査】
碓井 直樹  (株)クレステック
【WG メンバー】
青木 淳平  SDL ジャパン(株)
他 標準制作工程検討ワーキンググループメンバーの討論参加
企画担当者 TC 協会 標準制作工程検討WG

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協08(応用) 目次構造に依存しない情報提供とプロセス管理の両立を目指して
~情報利用者と情報作成者の間のコミュニケーションのギャップを埋める技術の探求~
分類 テクノロジー、人材育成
対象者 次世代コンテンツ管理技術に興味がある方
内容

■セッションの趣旨
何らかの情報を求める際には専らスマートフォンで検索するようになり、冊子などの物理的な文書を溜めてその中から求める情報を探すという行為が稀になってきている。テクニカルコミュニケーターは、ドキュメントという手慣れた形態に拘らずに、ユーザーが求める情報を、求めている形態で提供するという、本来の役割を取り戻すことが求められている。
しかし、情報をつくり、これを管理する立場としては、従来からのドキュメント的なアプローチ(目次構造、タクソノミー)を効率面から捨てがたく感じていることも事実だ。ここにこの話題の難しさがある。
TC 協会では標題の課題を問題提起し、日本とドイツの専門家同士で課題解決に向けた議論を始める。

■セッションのポイント
・ 検討の背景(IEC 82079-1:2012 Edition1.0 → IEC/IEEE 82079-1:2019 Edition2.0 2019-05)
・ これらの課題に取り組み、情報受信者の要件を満たすための試み
・ インテリジェント情報や動的情報配信の概念に至る新しい技術的および方法論の紹介
・ その課題の提示
・ 課題解決の試みの紹介(industry4.0 推進先進国ドイツでの事例)
・ 次世代コンテンツ管理のためのメタ情報技術

8 月29 日木曜日には、次世代コンテンツ管理のためのメタ情報取り組み実務技術研究会として、企業関係者を交えたワークショップの開催を予定(TC 協会会員であれば参加無料。TC シンポジウムとは別に事前申し込みが必要。詳細はTC 協会Web サイトを参照)。

<日英逐次通訳あり>

講師 黒田 聡  大阪大学CO デザインセンター 招聘准教授
Prof. Dr. Wolfgang Ziegler Karlsruhe University of Applied Sciences
企画担当者 TC 協会 次世代コンテンツ管理のためのメタ情報取り組み実務技術研究会
企画協⼒ Mr.Betz Ontolis 社
Mr.Schlegel Fischer 社

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協09(総合) 産学協同ポスター発表
~大学生および企業による発表~
分類 人材育成・交流
対象者 初心者、学生
内容

■セッションの趣旨
●大学生による発表 義務教育から大学まで、国語教育、コミュニケーション教育が大きく変わろうとしている中、テクニカルコミュニケーターには、新しい世代と直に接する機会が必要となってきている。新世代の利用者像(そのコミュニケーションリテラシー)として、今年も企業側から進んでコミュニケーションを仕掛けてみたい。
なお、今年の発表テーマは「コミュニケーション」とする。
●企業による発表
TC シンポジウム2019 の事例・研究発表では論文用の原稿作成に時間がとれない方によるポスター発表形式での事例発表である。
製品・サポート情報制作に関連する取り組み事例をパネルと口頭で紹介する。

■セッションのポイント
・ 発表は1 人5 分。各自作成したポスターを使用する。
・ 大学生発表のテーマは「コミュニケーション」。テーマに合っていれば、発表内容は自由とし、各大学・学部により異なる。
・ 昨年同様、今年も企業側からの事例発表と同一教室で最終日に口頭発表を実施。

※ポスターは会期中展示あり、自由閲覧可能。発表については28日14時より実施予定。

コーディネーター 島田 能里子 TC 協会学術研究産学協同委員会
パネリスト 参加予定校:
京都女子大学、常葉大学、広島女学院大学、東京理科大学
参加予定企業:
カシオ計算機(株)、キヤノンメディカルシステムズ(株)、PFU テクニカルコミュニケーションズ(株) 他
企画担当者 TC 協会学術研究産学協同委員会

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