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TCシンポジウム2017プログラム詳細

協会発表【京都開催】

タイトル

協01 マニュアルオブザイヤー2017発表・表彰
協02 医療・健康分野でのコミュニケーションに求められるもの
~ヘルスコミュニケーションとテクニカルコミュニケーションの共通点と差異~
協03 世界市場に対応できるTC人材を育てる
~国際TC検定試験の受講を検討されている方へ~
協04 Web ログ解析の仮説の立て方
~最適な投入資源で最適な結果を得るために~

詳細

協01 マニュアルオブザイヤー2017発表・表彰
内容

「日本マニュアルコンテスト2017」の最終審査会でノミネート作品に選ばれた以下の5作品の中から最も優れている作品" マニュアルオブザイヤー(MOY)" を選定する公開審査会を行います。

  • PlayStationVR クイックスタートガイド/装着ガイド/取扱説明書
    ソニー・インタラクティブエンタテインメント株式会社
  • ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタi 取扱説明書
    ネスレ日本株式会社
  • IHクッキングヒーター 取扱説明書
    パナソニック株式会社
  • エネファーム(家庭用燃料電池コージェネレーションシステム)工事説明書
    パナソニック株式会社
  • MAZDA CX-5 電子取扱説明書
    マツダエース株式会社

なお、14時から14時30分の間、本年度はトライアルとして実施した「TCイノベーションアワード2017」の紹介と表彰を行います。
その後、以下の時間割で本セッションを進行する予定です。

● 14:30~ ノミネート作品応募会社のプレゼンテーション(上記順序で各自10分程度の発表)
● 15:30~ 日本マニュアルコンテスト2017に応募のあった作品の傾向と課題などの報告(別室にて非公開でMOY審査))
● 16:00~ MOY の審査結果発表後、受賞された作品の表彰式

発表者 MOYノミネート作品発表者
清水義孝 マニュアルコンテスト委員
企画担当者 TC協会 マニュアルコンテスト委員会

協02 医療・健康分野でのコミュニケーションに求められるもの
~ヘルスコミュニケーションとテクニカルコミュニケーションの共通点と差異~
内容

■ディスカッションの趣旨
医療現場における医療関係者間および医療関係者と患者・市民間のコミュニケーションの重要性の高まりを受けて、2007 年に米国FDA 改革法などが成立。以来FDA のもとで医療・健康分野でのコミュニケーションについての研究が進み、日本にも情報が入り始めている。
FDA ではリスク&ベネフィットコミュニケーションと呼んでいるが、日本ではヘルスコミュニケーション(医学部配下の健康情報学と位置づけられている)と呼称されることも多い。
本セッションでは、医工連携の精神のもとで、工側で蓄積されたテクニカルコミュニケーションと医側で研究が進むヘルスコミュニケーションとの差異を明らかにすることを試みる。工側としては医療機器や介護機器(ロボットを含む)などに関する情報の作成に役立てることを期待する。

■ディスカッションのポイント
・ ヘルスコミュニケーションの概論を知る
・ 2つのコミュニケーションの共通点と差異調査結果
・ 差異に関する意見交換
・ 日本におけるヘルスコミュニケーション発展への貢献を探る

■コーディネーター紹介 
本セッションのコーディネーターには、TCシンポジウム史上初めて医療側の専門家をお招きしました。吉川先生は神戸を拠点としつつも、全国各地で幅広い活動をされています。

吉川 典子 特定非営利活動法人 医工連携推進機構客員研究員
大阪大学大学院薬学研究科博士前期課程修了(テーマ:生物学的人工臓器の研究)。製薬会社、行政、研究機関、医療現場、大学、支援機関など、様々な立場を経験している。公衆衛生学、レギュラトリーサイエンスをもとに、医療機器の審査経験は、使用者と研究開発、事業サイドとのギャップを発見する機会でもあった。医療機器をデザインする重要性を痛感し、京都造形芸術大学に在学中。医工連携コーディネータ協議会会員

■パネリスト紹介
本セッションは、日本ヘルスコミュニケーション学会とTC協会の交流活動を背景として企画されています。日本ヘルスコミュニケーション学会からは中山先生にパネリストとして登壇いただきます。TCシンポジウムに医学博士が登壇するのは初めてです。

中山 健夫 京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 健康情報学分野 教授
1987年 東京医科歯科大学医学部卒。内科研修後、東京医科歯科大学難治疾患研究所疫学部門 助手、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校フェロー、国立がんセンター研究所がん情報研究部 室長を経て、2000年 京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻助教授、2006年 同教授(健康情報学)、2016年 同専攻長・医学研究科副研究科長。日本疫学会、日本薬剤疫学会、日本禁煙科学会などの理事、第9回日本ヘルスコミュニケーション学会学術集会(2017年) 会長。厚生労働省費用対効果評価専門組織委員、日本医療機能評価機構Minds診療ガイドライン選定部会長など。『健康・医療の情報を読み解く:健康情報学への招待』(丸善出版)など著訳書多数。

日本ヘルスコミュニケーション学会

コーディネーター 吉川 典子 特定非営利活動法人 医工連携推進機構客員研究員
パネリスト 黒田 聡 (株)エレクトロスイスジャパン
中山 健夫 京都大学大学院医学研究科健康情報学分野 教授
日本ヘルスコミュニケーション学会世話人・2017 年度同学会学術総会会長
企画担当者 岡本 浩 (有)ユーザーフレンドリー
企画協力 日本ヘルスコミュニケーション学会
(一財)テクニカルコミュニケーター協会
本セッションは両団体が交流する第一歩として企画されたもの。

 
協03 世界市場に対応できるTC人材を育てる
~国際TC検定試験の受講を検討されている方へ~
内容

■発表の趣旨
世界同時発売を目指す企業にとって、TC の人材育成は喫緊の課題である。そこで、この国際TC検定試験の詳細説明を企画した。
世界中のテクニカルコミュニケーターを対象にした国際TC 検定試験は、ヨーロッパ最大のTC団体であるTC World (tekom) が運営するTC の国際的な人材育成のためのトレーニングプログラムである。国際TC 検定試験は、ドキュメントの企画からレイアウトの基礎、法的規制までを英語で幅広く学べるEQF* プログラムである。コミュニケーションのベースが英語なので、英語での制作関連の用語にも親しめる。グローバルなTC の視点を身につけるには最高のプログラム といえる。
この国際TC 検定試験は、昨年度のシステム改正で内容もさらに充実した(異文化理解、メディア、Rule-Based Writing、ASD-STE100 など)。その改正点も含めて説明する。

■発表のポイント
このセッションでは、このプログラムを実際に受講し、修了された方からお話を伺う。
・ 受講の概要は(どのように学ぶのか)?
・ 英語でのコミュニケーションは大丈夫か?
・ 学習が遅れた場合は?
・ 具体的な問題点があったか?
・ 受講してどういったメリットがあったか?
・ 修了試験はどのように進められるか(時差は?筆記/ 口頭試験は?)?

* EQF (European QualificationFramework):欧州教育資格共通化枠


発表者 中村 哲三 TC協会 国際TC検定試験認定トレーナー
パネリスト本多 佐千子 PFUテクニカルコミュニケーションズ(株)
企画担当者 TC 協会 人材育成部会

協04 Web ログ解析の仮説の立て方
~最適な投入資源で最適な結果を得るために~
内容

■発表の趣旨
昨年のパネルディスカッション(注)では、Web ログ解析の手法や導入事例を紹介しWeb マニュアルの可能性を議論した。その結果、ユーザーが知りたい情報を提供するために、仮説と検証を繰り返すことでユーザーのレベルに合致した情報を提供できることがわかった。
本セッションでは、昨年のパネルディスカッションの議論をおさらいし、具体的にどのように仮説を立て検証を繰り返すと最適な投入資源で最適な結果が得られるかを議論する。
注:TC シンポジウム2016【京都開催】パネルディスカッション 10「Web 解析をどう活かす?!」

■発表のポイント
昨年未聴講の方でも理解できるよう、まず昨年のパネルディスカッションを振り返ったうえで、具体的な議論を進める。
・ 昨年のパネルディスカッションのおさらい
  紙媒体とWeb の違い、ユーザーの求めていること、仮説・検証の重要性 など
・ 仮説と検証の手法
・ 効果確認方法

*本セッションはWeb Designing8 月号記事連携企画です。
WD Online(Web Designing のオンライン版)にて記事を確認できます。
<Web サイトの情報は本当に信頼されているのか? 信頼を得るためにすべきこととは>
https://book.mynavi.jp/wdonline/detail_summary/id=76063


コーディネーター 八尾 正弘 (株)堀場製作所
パネリスト 安西敬介 アドビ システムズ(株)
アドビグローバルサービス統括本部 プロダクトエバンジェリスト兼シニアコンサ ルタント
黒田 聡 (株)情報システムエンジニアリング
小杉 聖 ウェブ解析士マスター コスギス 代表
新潟県で初のウェブ解析士マスターとして、県内で唯一認定講座を定期開催。 また、認定試験の対策問題集も発刊。心理学に基づいたコンテンツ分析と、 SNSなども含めた幅広いウェブマーケティング、そしてWordPressでのサイト 構築を得意とする。 ウェブ解析士協会公認のWACAアワードにて 2016年 Best of Best を受賞。
企画担当者 鷲田  政義 (有)デジックス・システムズ
企画協力 江尻俊章 一般社団法人ウェブ解析士協会
岡謙治  『Web Designing』編集長

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