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TCシンポジウム2016プログラム詳細

協会発表【東京開催】

タイトル

協01 テクニカルコミュニケーター専門課程制度
人材育成〜さらなる普及に向けての取り組み紹介〜
協02 テクニカルコミュニケーション分野における専門用語の統一活動
〜 Terminology of Technical Communication 〜
協03 日本語スタイルガイド第3 版対応ATOK・JustRight! データ集の紹介
協04 システム製品における技術情報の最適管理についての最新動向
〜 Optimal Management of Supplier Documentation for Technical Products 〜
協05 使用情報の高付加価値化を実現できるソリューションはどうあるべきか
〜 IoT、industry 4.0 時代を見据えて〜
協06 読み/書きの内的メカニズム
〜認知心理学の研究事例から〜

詳細

協01 テクニカルコミュニケーター専門課程制度
〜さらなる普及に向けての取り組み紹介〜
キーワード人材育成
内容

■発表の趣旨
2012 年10 月に開始した「テクニカルコミュニケーター専門課程制度」は、現在、筑波大学情報学群知識情報・図書館学類にて施行され、協会により認定を受けた修了生を順調に輩出しつつある。高等教育におけるテクニカルコミュニケーション教育の普及をめざすTC 協会としては、今後も制度を施行する大学を増やすことに努力する。また、同制度の対象者拡大も、普及の一端となると判断し、2014 年7 月から、学術研究産学協同委員会傘下にワーキンググループを発足させた。WG では特定の資格取得あるいは検定合格を「知識と能力のリスト」で定められた能力や知識取得に相当させるという可能性を検討した。この発表では、WG 活動の内容と結論及び協会として現在進行中である本取り組みについて紹介する。

発表者 島田 能里子 TC 協会学術研究産学協同委員長
高橋 尚子 國學院大學TC 協会専務理事
三波 千穂美 筑波大学

協02 テクニカルコミュニケーション分野における専門用語の統一活動
〜 Terminology of Technical Communication 〜
キーワードグローバル展開
内容 ■発表の趣旨
TC 協会と、ドイツを中心として世界各国で活動するTC 団体「tekom」は、これまで9 年間にわたって相互交流を続けてきた。本年は、TC シンポジウム2016 東京開催に合わせて来日いただき、その活動の成果を日本のTC 関係者にに共有していただく。発表のひとつ目は、テクニカルコミュニケーションに関わる用語統一の試みである。
この試みは、中国当局が進めている最新用語の標準化と関連して進められている。TC 協会も関与して6 月に作成された最新ICT 用語の英語‐ 中国語訳語集を、より規模を拡大して中国標準として制定する動きである。この動きについても触れる予定である。

■発表のポイント
テクニカルコミュニケーション、それともテクニカルライティング?
テクニカルコミュニケーター、それともテクニカルライター、テクニカルオーサー?
我々自身の日々の仕事を描写する用語としてどの用語を好んで用いているだろうか?
2016 年、tekom では、テクニカルコミュニケーションにおける独英メタ専門用語を定義するワーキンググループ「TTC」の活動を始めた。本ワーキンググループでは、「好ましい」とした用語をtekom に関わる全寄稿者に対し使用を推し進めるとともに、「禁止」すべきとした用語に関しては、その使用を差し止める。活動の初期成果は既にインターネット上の専門用語データベースとして利用できる。まもなくすると、本テーマに関心のある方々 は同データベースについてコメントや提案をすることができるようになる。この専門用語データベースは、 tekom 会員、非会員を問わず、彼らの企業内において無料で利用することができる。
tekom のマイケル・フリッツ博士が、このプロジェクトの成立背景を説明するとともに、TTC ワーキンググループの初期の活動成果を紹介する。



発表者 Dr. Michael Fritz tekom
企画担当 黒田 聡 TC 協会海外市場委員会委員長
同時通訳あり   日英

協03 日本語スタイルガイド第3 版対応 ATOK・JustRight!データ集の紹介
キーワード品質管理   自動化
内容 TC 協会は、株式会社ジャストシステムと共同で日本語スタイルガイド初版に対応した「日本語スタイルガイド対応ATOK・JustRight! データ集」を開発し、2010 年3 月から無償提供しておりました。
このたび、2015 年9 月公開の外来語(カタカナ)表記ガイドライン第3 版、および2016 年4 月発売の日本語スタイルガイド第3 版を受け、ATOK・JustRight! データ集を更新いたしました。
第3 版対応として、下記への対応状況を更新しています。
・ 付録2 改定常用漢字表への対応(Just Right! 4 以降のみ)
・ 付録3 外来語(カタカナ)表記ガイドライン第3 版への対応
・ Just Right! 5 Pro での動作確認

本データ集を円滑に取り込みいただくために活用法を含めて紹介します。
発表者 細田 達幸 パナソニック(株) カタカナ表記ガイドライン改訂WG 主査
若山 陽介 (株)情報システムエンジニアリング
企画担当 山崎 敏正  TC協会

協04 システム製品における技術情報の最適管理についての最新動向
〜 Optimal Management of Supplier Documentation for Technical Products 〜
キーワードプロセス改革   UX 向上
内容

■発表の趣旨
ドイツを中心に官民挙げて推進されているindustry 4.0。そのテクニカルコミュニケーション分野における成功事例を、自身が産業機器メーカーのドキュメント部門を率いる立場でもあるtekom中核メンバーに紹介いただく。

■発表のポイント
産業機械、生産システムなど複雑な製品用の使用情報を発信する際には、単に使用説明書を提供するだけでは十分ではない。
これらの製品群はシステムの部品として購入されることが多いため、ひとつのメーカーが提供する技術文書だけでは、その製品の活用にとって十分ではないからだ。
多くのシステム製品を扱うドイツ産業界では、このような技術情報分野において効率的な提供情報管理をもたらし得るプロセスモデルが生み出されつつある。このモデルは既に実際に試用されており、産業分野における使用者の要求を満たしている。そして、このモデルの活用は、多額の先行投資が必要でないという点で、規模の小さなメーカーやその部門に適している。



発表者 Ms. Magali Baumgartner   tekom
企画担当 黒田 聡   TC 協会海外市場委員会委員長
同時通訳あり   日英

協05 使用情報の高付加価値化を実現できるソリューションはどうあるべきか
〜 IoT、industry 4.0 時代を見据えて〜
キーワードプロセス改革   自動化
内容

■発表の趣旨
創設当初は米国のTC 技術を手本としてきたTC 協会は、9 年前から欧州のTC 団体との交流を深め、グローバル視点 での知見修得と啓発に努めてきた。しかし、これまでのスコープは基礎技術、人材育成、法令・規格対応が中心で、生産技術分野は少ない。かねてより、日本におけるTC 関連情報の生産技術分野やICT 活用分野での取組みについて、欧州からはアプローチの違い(違和感)を指摘されている。
そこで、本年は、TC 関連情報の生産技術とICT 活用にスコープを絞り、ドイツでこの分野で豊富な経験を持ち、 近年のtcworld でその講義に多数の聴講者を集めているジーグラー博士を招聘。 まず、日欧のアプローチの違い を深掘りする。IoT やindustry 4.0 への取り組みで一歩先んじている欧州産業界の知見を解説いただき、これを 仮説として、今後の日本産業界に適した、使用情報の高付加価値化実現に貢献しうるソリューション像につい て、ディスカッションを行う。
なお、本セッションは実在する特定のスキーマやパッケージの詳細や優劣を話題とするものではない。

■発表のポイント
第1 部イントロダクション
1. 日本における使用情報の効率的制作を支援する仕組みの現状
2. 使用情報の付加価値増大を実現する仕組みへの期待
3. 欧州におけるCMS の現状と将来展望

第2 部次世代CMS のためのキーテクノロジー“Classification”
1. その概要とメリット
2. これを具体化した“PI-Class” の詳細

第3 部使用情報高付加価値化実現のためのソリューションを検討する。
ディスカッションキーワード:
・ 効率追求主体から付加価値増大追求へ
・ 設計工程との連携強化
・ 多品種
・ 小ロット
・ 長寿命
・ グローバルまたはインターナショナル

発表者 Prof. Dr. Wolfgang Ziegler  Karlsruhe University of Applied Sciences
黒田 聡   TC 協会海外市場委員会委員長

■プロフィール
物理学者であるとともに、欧州のXML ベースのコンポーネントコンテンツ管理および情報管理の専門家。1997 年 以来、CMS のコンサルタントとして、ドイツ系大手メーカーを中心に多くCMS 案件を推進してきた。
さらに、ドイ ツのカールスルーエ応用科学大学(Karlsruhe University of Applied Sciences)で教授職を務め、2003 年以降コンテンツ管理に関連する学科を指導している。



Prof. Dr. Wolfgang Ziegler

黒田 聡
経営するエンジニアリング会社において、長年にわたってドキュメントの構造化やCMSに関わる。
コンシューマー製品から、産業機器、医療機器まで、広範な実務経験を持つ。
テクニカルコミュニケーター協会活動においては海外市場交流やTC シンポジウムなどを担当。

同時通訳あり   日英

協06 読み/書きの内的メカニズム
〜認知心理学の研究事例から〜
キーワードコミュニケーション力
内容

■発表の趣旨
普段、私たちは特に意識することなく、本や雑誌を読んだり、メールを書いたりしている。文章を読んだり書いたりしているとき、私たちの頭の中ではどのようなことが行われているのだろうか。この「読むこと」「書くこと」の内的メカニズムを研究し解明するのが認知心理学である。本パネルディスカッションでは、「読むこと」「書くこと」をテーマにした研究について、認知心理学者が最新の実験結果を交えながら紹介する。

■発表のポイント
・ そもそも認知心理学とはどのような学問なのか。
・ 図表(非連続型テキスト)入り文書を人はどのように読むのか。
・ 注意喚起の文章は読み手にどのような効果をもたらすのか。
・ 読み手への配慮(読み手意識)は「書くこと」にどのような影響を与えるのか。
・ 認知心理学の研究成果は、TC の現場にどのように活かすことができるのか。

■発表の流れ
まず、認知心理学における「読むこと」「書くこと」に関する研究の全体像を示したうえで、各パネリストが「読むこと」「書くこと」に関する、自身の研究成果を解説する。次に、このような認知心理学の研究とTC の現場とはどのようにつながるのか、研究成果は役立つのか、役立つとしたら、どのように役立てることができるのか等についてフロアも交えて討論する。



文書の理解に影響する条件
出典:岸学1994 文章理解力をはかる:認知心理学浅井邦二(編著)こころの測定法-心理学における測定の方法と課題- 実務教育出版Pp.84-105.
コーディネーター 綿井 雅康   TC 協会会長
発表者 岸 学   東京学芸大学名誉教授
辻 義人   小樽商科大学
中村 光伴   熊本学園大学
高橋 慈子   (株)ハーティネス
古屋 由貴子   十文字学園女子大学
企画担当 冨永 敦子   はこだて未来大学
同時通訳あり   日英


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