タイトル
★各セッションに下記を記載しています。参加するセッションをお選びの際の参考にしてください。
(総合) 幅広い参加者を想定した内容
(応用) TCの活動領域を広げるための内容
(基本) TCの基礎を学ぶための内容
詳細
パ01 (総合) |
探しやすさの構築/ わかりやすさの設計 |
内容 |
■ディスカッションの趣旨
「探しやすさ」「わかりやすさ」はマニュアルの重要なポイントであり、マニュアルコンテストの評価の観点にもなっている。人間工学と認知心理学の知見から、マニュアルにおける「探しやすさ」「わかりやすさ」とは何かを検討する。検討内容をマニュアルコンテストの観点へフィードバックしたい。
■ディスカッションのポイント
マニュアルコンテスト委員から観点を説明し、研究者から問題点を指摘し議論する。
「探しやすさ」の議論では、具体的な目次・索引の作り方にまで言及してみたい。
「わかりやすさ」については、マニュアルコンテスト委員会でも十分な観点が提供できていない感があり、ディスカッションを深めたい。
今回のディスカッションでは、コンシューマー向けの紙マニュアルを前提とする。
■ディスカッションの流れ
●前半
1. 「探しやすさ」の観点について
2. 観点の検証
3. (マニュアルの)目次 / 索引の作り方
●後半
4. 「わかりやすさ」の観点について
5. 観点の検証
6. 実現されるべき「わかりやすさ」とは何か
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コーディネーター |
清水 義孝 マニュアルコンテスト委員 |
パネリスト |
平田 一郎 兵庫県立工業技術センター
森 亮太 長野県短期大学
綿井 雅康 十文字学園女子大学 教授
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企画担当者 |
道村 和也 YAMAGATA INTECH(株)
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企画協力 |
マニュアルコンテスト委員会
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パ02 (応用) |
明日の産業機器マニュアル[作り方編] ~新発想で、もっと手軽に再利用を~ |
内容 |
■ディスカッションの趣旨
多くの産業機器メーカーでは、ドキュメントの再利用を視野に入れ、マニュアルを制作している。しかし、ドキュメントの再利用と言えば、部品化など制作工程における再利用ばかりが話題になっている。一方で、メーカーが提供したドキュメントを、販売現場やサポート現場などで加工する「再利用」も広く行われている。本セッションでは後者を話題に、マニュアル情報の実態と、より
効果的なワークフローについてディスカッションしていきたい。
■ディスカッションのポイント
・ 販売およびサポート現場などで加工をしやすくするため、Word を活用したドキュメント制作を求められることは少なくない。しかし、Word による制作は、ドキュメントの品質や人材育成にも影響している。
・ ドキュメントデータを修正するツールの急増が、ドキュメント再利用の現場に変革をもたらしつつある。
・ タブレットでの閲覧を追求するなど、閲覧環境にも変化が生じている。
・ PDF がISO 規格になったことにより、PDF 自体を再利用するデータフォーマットとして扱う可能性も出てきた。
■ディスカッションの流れ
1. 再利用の現状確認と事例紹介
2. 現状の課題の整理
3. 課題解決方法の紹介
Word の活用
PDF の活用
4. 会場からの質問、コメントを踏まえてのディスカッション
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コーディネーター |
黒田 聡 (株)情報システムエンジニアリング |
パネリスト |
市川 英明 アズビル(株)
保田 智暁 (株)日立ハイテクマニファク チャ&サービス
渡邊 亜矢 アドビシステムズ(株)
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企画担当者 |
黒須 学 インフォトランス(株)
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パ03 (総合) |
日本語ベースの機械翻訳には何が必要か |
内容 |
■ディスカッションの趣旨
英語をベースとした機械翻訳(MT) は欧州言語を中心として、広がっており実用化(活用)されている分野もある。
しかしながら、" 日本語から/ 日本語へ" となると本格的に導入している事例が少ないのが実情。
このセッションでは各社の機械翻訳(MT) に対する意見やとりくみの紹介。及び日本語を扱う場合の問題点、より良い翻訳品質を確保するための解決すべき課題を議論する。
■ディスカッションのポイント
・ 日本語をベースとした機械翻訳は何故むずかしいのか。
・ その理由のひとつは日本語の文法的な部分と合わせて独特の言い回し/ 文化が関係しているのではないだろうか。
・ 品質向上のためにはポスト・エディティングを充実すべきか、翻訳しやすい日本語制作に力点を入れるべきか?
・ 上記それぞれでの課題、解決策は?
■ディスカッションの流れ
1. 現在の機械翻訳の状況、活用のされ方
2. 一般的日本語を機械翻訳するとどうなってしまうのか
3. 品質向上のためにはどのような策があるか
ポスト・エディット充実vs翻訳しやすい日本語制作
4. 活用拡大のためには何をすべきか

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コーディネーター |
中村 哲三 (株)エレクトロスイスジャパン
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パネリスト |
井佐原 均 豊橋技術科学大学 教授
大西 浩司 パソナ・パナソニック ビジネスサービス(株)
渡邊 麻呂 (株)十印
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企画担当者 |
牧田 克彦 (株)リコー
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パ04 (応用) |
TCにおける提案型サービスデザインを考える
~ユーザーとの協創/共感をめざして~ |
内容 |
■ディスカッションの趣旨
ここ数年、ユーザー起点で経験価値の向上をTC としてどう取り組むかを議論してきた。その手法としてデザイン思考をベースとした「サービスデザイン」が最近、取り上げられるようになっている。今回は、まず「サービスデザイン」とは何かを知り、さまざまなサービスデザイン手法の中から、TC 業務従事者がどの様な役割を果たすべきかを議論する。
■ディスカッションのポイント
サービスデザインは、従来取り上げてきた「UX」「デザイン思考」と連動して顧客の経験価値向上を図る手法として注目をされている。特に「モノ」から「コト」へと提供価値を見直し再構築する手法となっている。「モノづくり」から「コトづくり」への転換は、ステークホルダー全体を巻き込んだ協創へのルートであり、昨今のイノベーションは、この手法から生まれている。
■ディスカッションの流れ
1. 「サービスデザイン」とは何か?
「グッズドミナントロジック」から「サービスドミナントロジック」へ
「顧客経験価値の協創」…TC 業務従事者に求められるUX
2.「UX」と「サービスデザイン」の関係…利用社会への考察
3. 事例紹介
4. TC での活用が可能か?
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コーディネーター |
鹿島 泰介 (株)日立システムズ
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パネリスト |
櫻井 亮 GOB Incubation Partners(株)
柴崎 辰彦 富士通(株)
山口 博志 大日本印刷(株)
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企画担当者 |
清水 義孝 (株)クレステック
下村 忠宏 (株)日立製作所
秀澤 茂 (株)富士通ラーニングメディア
吉川 明 (株)日立テクニカルコミュニケーションズ
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パ05 (総合) |
TC カフェ2015
~今さら聞けない、今こそ聞きたい TC質問箱~
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内容 |
■ディスカッションの趣旨
テクノロジー、時代の変化とともにTC 業界も第三世代を迎え、さまざまな面で変化の波が押し寄せている。特に標準化が定着して以降に入ってきた人と、その前からいた人とで知識や意識の隔たりが大きいと感じられる。また、長引く不況の影響で、教えてくれる先輩がいない、いても教える時間がないという現実もある。
そこで、今年のTC カフェでは、日ごろ聞きたくても聞けなかったことや、実践でつまづいたこと、悩んでいることなどを、ざっくばらんに聞きあったり、教えあったりしたい。
■ディスカッションのポイント
・ 情報の構造化、なんとなく意味はわかるけど、実際にはどういうこと?
・ 仕様書からの書き起こし、どこから手をつけたらいいの?
・ 目 次構成って、どうやったらいいのかわからない
・ 索引の基準は?
など、大きなことから、ごくごく小さなことまで、何でも聞きあおう!
■ディスカッションの流れ
本セッションは、いわゆるパネルディスカッションの形はとらず、パネリストと会場の皆さまとのオープンな語らいで進行する。
この際日常業務の疑問だけでなく、TC 協会の本を読んだり、セミナーを受けても今ひとつ理解できなかったことまで、この機会に聞いてしまおう。わからなかったことをクリアにしよう。
パネリストには、長年TC にたずさわっているベテランから中堅、若手まで、全世代のテクニカルコミュニケーターを迎え、会場の皆さまとともに疑問、悩みに向き合う。
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コーディネーター |
下拂 伸一 アベイズム(株)
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パネリスト |
大石 浩史 ヤマハ(株)
鈴木 裕一郎 (株)日立テクニカルコミュニケーションズ
水本 円 パソナ・パナソニック ビジネスサービス(株)
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企画担当者 |
三波 千穂美 筑波大学
関 和佳代 (株)パセイジ
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パ06 (応用) |
マニュアル企画書の「あるべき姿」とは? |
内容 |
■ディスカッションの趣旨
マニュアル制作において、マニュアル企画書を作成して進めているプロジェクトはどのくらいあるだろうか。過去の資産を活用して制作する場合でも、どんなマニュアルに仕上げ、その結果ユーザーにどのような世界観を提供するのか、目標を明確にしてプロジェクトを進めていく必要がある。
また、昨今では使用説明の形態が多様化しており、冊子の同梱マニュアルに留まらず、さまざまな媒体を組み合わせてひとつの製品を説明する必要がある。その全体像や各媒体の役割分担を明確にして、確実なプロジェクトマネジメントを進めていくために、これからの時代に必要とされるマニュアル企画書のあるべき姿を考えていく。
■ディスカッションのポイント
・ マニュアル企画書を作るメリットは?
・ マニュアル企画書に書かれるべき内容や項目は?
・ マニュアル企画書を作るために必要な環境や情報は?
・ 昨今の使用説明の多様化に対してどうアプローチするか?
■ディスカッションの流れ
1. マニュアル企画書を作成する前と作成してからの違い
2. マニュアル企画書を作成するメリットについて
3. マニュアル制作だけに閉じないための工夫は?
4. これからの時代にふさわしいマニュアル企画書のあるべき姿は?
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コーディネーター |
黒田 聡 (株)情報システムエンジニアリング) |
パネリスト |
石川 秀明 ヤマハ(株)
老田 秀光 リコークリエイティブサービス(株)
大村 貴幸 アベイズム(株)
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企画担当者 |
松本 一輝 リコークリエイティブサービス(株) |
パ07 〈応用) |
明日の産業機器マニュアル[コンテンツ編]
~ディレクション 安全で使いやすく、わかりやすい表現とは ~ |
内容 |
■ディスカッションの趣旨
かつて産業機器を取り扱うユーザーは、有資格者、教育訓練者、実務経験者であった。しかし近年では、労働力の流動化や現場のオートメーション化などにより、対象ユーザーが変化しつつある。
さらに、グローバル化により、国際的な規制や規格、安全に配慮したマニュアルを多言語で提供する必要がある。このような状況の中で、産業機器マニュアルには、「どのような」、「どこまでの」安全で使いやすく、わかりやすい表現が求められるのか、その課題と展望を探る。
■ディスカッションのポイント
産業機器マニュアルの対象ユーザーの変化を情報共有するとともに、マニュアルの制作事例を通じて、それぞれのユーザーにとって安全で使いやすく、わかりやすい表現について議論する。特に産業機器を取り扱う現場では、設置、調整、運転、保全といった各プロセスにおけるユーザーを明確にして、わかりやすさや使いやすさを考える必要があり、制作する際に苦心している点など課題を具体的に提示し、産業機器マニュアルの「明日」につながるヒントを共有する場としたい。
■ディスカッションの流れ
1. 産業機器マニュアルの対象ユーザーの変化について情報共有する
2. IEC 82079-1 やISO 12100 を意識した取り組み事例を紹介する
3. 産業機器マニュアルの「使いやすさ」について議論する
4. 産業機器マニュアルの「わかりやすさ」について議論する
5. 現状の課題を整理し、産業機器マニュアルの今後の展望(方向性)を提示する
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コーディネーター |
小松 智 パナソニック溶接システム(株)
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パネリスト |
石井 満 CF MEDIA コンサルタント
栗原 典久 アズビルトレーディング(株)
水口 実 フジ印刷(株)
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企画担当者 |
岡 訓仁 アズビル(株)
清水 義孝 (株)クレステック
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パ08 (総合) |
これからのテクニカルコミュニケーション
~ユーザーの興味と理解を促進させるためのヒント~ |
内容 |
■ディスカッションの趣旨
様々なシーンで様々なデバイスを利用してマニュアルを閲覧することが可能になり、サッと検索が出来て、パッと理解できるマニュアルの必要性が⾼まっている。また従来のPC で読ませる電子マニュアルというスタイルから、まずモバイルに合わせて作るべきという「モバイルファースト」という考え方も広がりつつある。クラウドやビッグデータの活用、システムとの連携など情報提供のカタチは進化し、製品を取り巻く環境も変化している。ユーザーの興味と理解を促進させるための新しいマニュアルのあるべき姿を考えてみる。
■ディスカッションのポイント
・ Web の特性を理解した表現の仕方は?
・ 検索性を上げるための工夫
・ YouTube との連携による活用事例
・ デジタルデバイスの課題
■ディスカッションの流れ
1. クラウドやビッグデータを利用した情報提供の現状と課題
2. 製品とシステムとの連携
3. 制作現場におけるモバイルファーストの実態
4. 新しいマニュアルのカタチ
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コーディネーター |
高橋 慈子 (株)ハーティネス
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パネリスト |
上坂 上 アベイズム(株)
中原 司郎 パナソニックエコソリューションズクリエイツ(株)
矢野 りん バイドゥ(株)
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企画担当者 |
下拂 伸一 アベイズム(株)
牧田 克彦 (株)リコー
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パ09 (応用) |
ユーザーの知りたいに応える
~市場変化にマッチしたFAQ型使用説明~ |
内容 |
■ディスカッションの趣旨
「FAQ 型使用説明」は、ユーザーからの" 知りたい" を先取りし、共感を生む問いで" 知りたい"に応えるコンテンツといえる。
知りたい情報を得るためのユーザー利用環境が変化する中、自分に関係する情報だけを選ぶ一問一答形式の「FAQ 型使用説明」へのニーズは急速に高まっている。
本セッションでは、FAQ 型使用説明を活用した事例や作り方のコツを共有し、共感の時代にマッチする新しい使用説明のあり方について議論していきたい。
■ディスカッションのポイント
・ 従来型トリセツの課題
・ FAQ 型使用説明によるライティングへの応用・展開
・ 共感を得るFAQ の表現方法と工夫
・ FAQ 型の使用説明の運用・更新
■ディスカッションの流れ
1. イントロ~共感の時代に求められる使用説明
2. FAQ 型の使用説明とは
3. 事例紹介
4. FAQ 型の使用説明を考える際のポイント
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コーディネーター |
原 小百合 (株)富士通ラーニングメディア
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パネリスト |
池田 和夫 三菱電機(株)
黒田 聡 (株)情報システムエンジニアリング
平井 大生 (株)ヤマハミュージックジャパン
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企画担当者 |
秀澤 茂 (株)富士通ラーニングメディア
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