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TCシンポジウム2013プログラム詳細

基調講演


基調講演【東京開催】



サイトウ・アキヒロ氏
立命館大学教授

■プロフィール
多摩美術大学在学中よりゲームクリエイターとして活動を開始。CM やアニメの制作、講演も行う。 著書に「ゲーム二クスとは何か」「ニンテンドーDS が売れる理由-ゲームニクスでインターフェースが変わる」「ビジネスを変えるゲームニクス」等がある。

■著書紹介

テーマ

新しい価値を提供する「ゲームニクス理論」とは
マニュアルレス時代における利便性の追求と、ゲームニクス成立の文化的背景

講演概要

かつては、テレビ、オーディオといった最先端機器を所有する喜びを感じながら、マニュアルを読んで使いこなしていく過程自体に楽しさを感じていました。しかし、デジタル化が急速に進む現代社会で、製品ごとに付属するマニュアルを読みこなすことは非常に困難です。一方で複雑になっている製品をマニュアルに頼ることなく、製品を使いこなしてもらうようにすることは、非常に難しいと考えられてきました。
そこで参考になるのが、「快適で使いやすいユーザー・インタフェース」を実現しているゲームの開発ノウハウです。「ゲームはマニュアル不用」としていますが、決してマニュアルがないわけではありません。マニュアルはソフトウェア内に組み込まれ、ユーザーが必要と思われるタイミングで、適宜ストレスのない方法で提示する仕組みをもっているのです。
「マニュアルを読まなくてもプレイできてしまう」「段階的に攻略法を学習してクリアできてしまう」「長時間にわたって集中してハマってしまう」、世界中のユーザーが熱中するノウハウ。この「人を夢中にさせる」方法論を、体系化したものが「ゲームニクス理論」です。この「ゲームニクス」を活用すれば機能競争から脱却して、使いやすくて夢中になるようなデジタル製品を日本メーカーが生み出し、世界に発信する可能性すら秘めています。 同時に、これらの環境変化の中でテクニカルコミュニケーターが新たな価値提供を行うべく次に行動すべきことは何なのか。
本講演ではこのノウハウの一端を公開するとともに、「ゲームニクス理論」の概要と、その成立における文化的背景を解説します。




基調講演【京都開催】



佐々木俊尚氏
作家・ジャーナリスト

■プロフィール
毎日新聞社で約12年間、事件記者として活躍された。出版社を経て2003年からフリージャーナリストに。「キュレーションの時代」、『「当事者」の時代』、「レイヤー化する世界」(7月発行NHK出版新書)ほか著書多数。

テーマ

「キュレーション」で実現する、新しい価値提供とは!
インターネット上の情報を収集しまとめること。または収集した情報を分類し、つなぎ合わせ新しい価値を持たせて共有することを「キュレーション」と言う。
情報が増加してきており、その提供の仕方が重要である。情報のニーズがどこにあるのか、さらに、ユーザーのほしい情報が細分化してきており、新しい構図ができてきている。企業とユーザーの新しい関係が生まれつつある。

講演概要

膨大な量の情報の中、それを取捨選択するというのは非常に難しいことに思える。しかし、ユーザーのほしい情報を整理して分析することは、製品はもとより説明書を作る上においても、とても重要なことで、新しいニーズや思ってもいなかった改善案の探索にもつながる。私たちマニュアル制作側の立場から、ユーザーの声の反映方法やメーカー側への改善・コストダウンの提案など、まだまだ残された課題解決のヒントに!FACEBOOKなどソーシャルネットワークサービスを活用し情報収集のツールとして 使いこなしながら、「つながり、実感、次の一手」となるような情報提供のしかたが重要であることを語っていただきます。
◎膨大な量の情報提供
膨大な量の情報を提供するときの重要性について、3つの方向「網羅的に流すやり方」「その人に合った情報を流すやり方」「Bigデータを解析して、その人の好みに合わせた情報を流すやり方」から語っていただきます。
◎企業とユーザーの新しい関係
本来あるべき「企業とユーザーの関係」はどうあるべきなのか。消費が本来生息していたなつかしい場所、シンプルな「機能消費」の古巣へ。そして新たな「つながり消費」の世界へと時代は移り変わってきています。
◎クラウドソーシングや外部サービスの活用
クラウド化とマルチデバイス化は、情報だけでなく、仕事の進め方や組織のあり方にも大きな影響を及ぼしています。時代の変化とともに便利なサービスが出てくる中、今後どのように仕事を外部ソーシング化し効率化していけばいいのか。「ビジネスとして成り立つか」「社会に価値を与えるか」という観点と、ご自身のジャーナリスト業時代の経験を踏まえて語っていただきます。

■著書紹介