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TCシンポジウム2012プログラム詳細

特別セッション【東京開催】

タイトル

特01 テクニカルライターのためのHTML5超入門
ソーシャル&マルチデバイス時代の新常識
特02 英文ライティング101
初級ライティングとチェックのポイント
特03 イラストで伝えるおもてなし
効果的なテクニカルイラストを生み出すためのアプローチ
特04 HTML5で作るマニュアルアプリケーション
iPad対応マニュアルアプリケーションの実践から、その可能性を知る
特05 要素デザインの勘所
ディテールから捉える紙マニュアルのUX
特06 リライトビフォーアフター
特07 書いてるばかりじゃ、ツマラナイ!
プレゼンスキルを身につけよう!
特08 UXデザイン方法について

詳細

特01 テクニカルライターのためのHTML5超入門
ソーシャル&マルチデバイス時代の新常識
内容

■講義の趣旨
使用説明を提供するメディアやデバイスが多様化するこれからの時代に、制作基盤として注目を集めているのがHTML5である。使用説明の企画をするに際しても原稿執筆するに際しても、紙媒体の場合にDTPの概念や基本を知っている必要があるのと同様に、これからはHTML5を知っておく必要がある。難解になりがちなこのテーマを、直接HTMLコーディングをすることは必ずしも想定しない方々を対象に、ソーシャル&マルチデバイス時代の新常識として解説する。

■講義のポイント
基本概念の解説は、企画工程で必要な水準で行う。HTML5には様々な機能要素があるが、本講義の対象を、ライターが原稿を書くときに必要となる範囲に絞り込み、その画面表示イメージを確認しつつ学習できるよう解説する。また、注目され始めているソーシャルメディアにむけたテキストベースのコンテンツ執筆の可能性と、その実現に必要なHTML5の知識にもフォーカスする。
なお、本セッションでは機能開発やアプリ開発に関する技術は取り上げない。これらに興味がある方は特別セッション04「HTML5で作るマニュアルアプリケーション」に参加していただきたい

■講義の流れ
1. マークアップ技術は古くて新しい技術だ
2. XML、HTML、CSSの役割を知ろう
3. ソーシャル&マルチデバイス時代に欠かせない新技術HTML5を学ぶ
4. 事例で学ぶソーシャルネットワークの俎上に乗るコンテンツ作りとHTML5
5. コンテンツ制作者の役割、ワークフローはこう変わる!


講師 黒田 聡 (株)情報システムエンジニアリング
矢野 りん バイドゥ(株)

■プロフィール
北海道足寄町生まれ。デザイナー/ライター。「日本Androidの会」会員。情報処理学会デジタルドキュメント研究会メンバー。
企画担当者 吉川 明 (株)日立テクニカルコミュニケーションズ
形式 講義
定員 50名

特02 英文ライティング101
初級ライティングとチェックのポイント
内容

■講義の趣旨
日本人が英文ライティングや英文チェックを行う際に陥りやすい問題点を体系的に確認しながら、マニュアル制作のための英文ライティング/チェックの基礎を修得していく。また、学校では習わなかった句読法や、数字や省略形などの表記法を身につけていく。OJTではカバーしきれない全般的な要素をこのセッションでカバーすることにより、現場での即戦力を効果的に養成する。

■講義のポイント
最初にこれだけは覚えておきたい英文ライティング/チェックの基礎知識:
・ 日本人が間違えやすい点(日本と異なる発想、和製英語、技術用語、冠詞と数)
・ 日本語に引きずられた表現、品詞の相性への配慮(動詞+名詞、形容詞+名詞)
・ ウェブを活用した効果的なライティング/チェック
・ 句読法の誤った使い方、数字の書き分け(アラビア数字)、範囲と単位など

■講義の流れ
テキストに「英文テクニカルライティング70の鉄則」((株)日経BP)を使用する。
1. 概念、思考、認知などさまざまな面での英語と日本語の違いを確認する
2. 日常生活のなかに溢れた和製英語や日本語に引きずられた誤った表現を回避する
3. ウェブを活用した効果的なライティング/チェック法を身につける(ワークショップ)
4. 句読法や数字(範囲、単位、表記)などの表記法を身につける

※この特別セッションに参加するためには、テキスト「英文テクニカルライティング70の鉄則」(株)日経BP 2,100円(消費税込)が必要です。すでにテキストをお持ちの方、別途、書店などで購入される方は、当日必ずご持参ください。


講師 中村 哲三 YAMAGATA INTECH(株)

■プロフィール
ユーザビリティーや認知言語学など学際的な知識を含めた独自の視点から、英文や日本文のライティングを考えてきたテクニカルコミュニケーター。東洋大学非常勤講師。
企画担当者 小川 維一 (株)シイエム・シイ
形式 講義、ワークショップ(実習)
定員 50名

特03 イラストで伝えるおもてなし
効果的なテクニカルイラストを生み出すためのアプローチ
内容

■講義の趣旨
「ここのイラスト、あの○○○マニュアルの△ページを流用しておいて!」
このような会話、使用説明の制作現場で良く耳にする言葉ではないだろうか?
過去の資産とノウハウが蓄積されたことにより特定パターンでの対応が増えた結果、作成するテクニカルイラストそのものへの取り組みは自然と少なくなる傾向になりつつある。
閲覧環境が大きく変化する昨今において、読み手の目に入った瞬間にその品質を直感的に判断されるテクニカルイラストは、的確な情報提供の役割を果たすとともに、読み手をもてなす作り手の思いを伝えていると言っても良いのではないだろうか。
使用説明の中で用いられるテクニカルイラストをセオリーとテクニックの両側面から見つめ直すことで、製品ユーザーへより良い情報を提供するための1歩を踏み出せればと考える。

■講義のポイント
テクニカルイラストは、いくつかの要素に分解することができる。それらの個々の役割、組み合わせて用いたときの役割と効果を体系化することで、最適なテクニカルイラストを作成することが可能になる。あたりまえのように用いている個々のパーツに対しても改めて目を向けてみることで、その影響力を考え直す機会にもなるだろう。
製品ユーザーの視点を基準に表現方法と描画方法を選択したうえで、それを実現するためのツールテクニックを合わせ持つことにより、効果的なテクニカルイラストが生まれる。制作現場における作業効率を考慮しながら、どの部分に力点をおくことで効果的な作業フローとアウトプットを構築できるのかを追求する。

■講義の流れ
このセッションでは、既存の使用説明で多く使われている「テクニカルイラストを含むコンテンツ」を例に、それぞれの要素が果たす役割を整理・体系化して、場面に応じた様々な表現方法へのアプローチを解説する。
また、テクニカルイラストを作成に用いる各種素材データ(写真、図面、3D CADなど)と組み合わせた制作ツール(Illustrator、Photoshopなど)の活用方法を、実際のオペレーションを交えて紹介する。


講師 久保 拓也 (株)情報システムエンジニアリング

■プロフィール
2002年(株)情報システムエンジニアリング入社。
入社時からサービスマニュアル、取扱説明書をはじめとするテクニカルイラスト制作を担当する。ドキュメント制作全般に関するディレクション、多言語対応におけるテキストに依存しない表現の研究・実践なども行っている。
企画担当者 松野 裕司 (株)クレステック
形式 講義
定員 50名

特04 HTML5で作るマニュアルアプリケーション
iPad対応マニュアルアプリケーションの実践から、その可能性を知る
内容

■講義の趣旨
HTML5の登場により、Webブラウザでできることの範囲は大きく広がっている。従来のWebでは考えられなかった機能を提供することも可能だ。これは、マニュアルの分野でも例外ではない。静的なマニュアル文書だけではなく、より機能的なアプリケーションサービスを提供することが可能となる。本セッションでは、iPadで動くサンプルをベースに、その実践法を解説する。

■講義のポイント
・ HTML5のタグを用いた文書の構造化と目次などの自動生成
・ 映像音声機能を用いたマルチメディア対応
・ 各種アプリケーション機能の実践(しおり機能、ハイライト機能など)
・ オフライン対応により、いつでも利用可能なサービスの実現
・ コミュニケーション機能を用いた利用者サポート機能

■講義の流れ
実際にiPadで動くサンプルアプリケーションを用い、その内容を説明することで実践的かつ具体的に理解可能なものとする。コードの説明は必要最低限とし、具体的に「何ができるのか?」「何に注意しなければならないのか?」を、デモを交え解説することで、具体的なイメージを習得可能とする。これにより、ディレクターやディレクション担当者などコーディングに携わらない立場の方にも取り組みやすい内容とする。


講師 小松 健作 NTTコミュニケーションズ(株)

■プロフィール
1997年NTTに入社。インターネット接続サービスやIP電話サービスの開発に従事。2006年より現職。Web最新技術(HTML5)の研究開発に取り組む。Google Developers Expert(HTML5)/Microsoft Most Valuable Professional(Internet Explorer)。
企画担当者 吉川 明 (株)日立テクニカルコミュニケーションズ
形式 講義
定員 50名

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特05 要素デザインの勘所
ディテールから捉える紙マニュアルのUX
内容

■講義の趣旨
紙マニュアルのUX向上を、フォント/イラスト/装飾など、構成要素のディテールのデザインから捉える。
紙マニュアルの制作経験がある中堅制作者やディレクターを対象に、紙マニュアルの基本ノウハウは理解しているが、デザイン的な工夫で もっとわかりやすく見やすいマニュアルにしたいという思いに対して、実例を交えた実践的な解説を行う。

■講義のポイント
要素デザインを「文字」「イラスト」「装飾」「配色」の4つのテーマに分類し、ソニーの紙マニュアルでの実例を中心に、それぞれのクオリティアップをデザイン的な視点でとらえて解説する。

■講義の流れ
1. <イントロ>紙マニュアルにおけるUXとは マニュアルの構成要素とは
2. <実例解説>4つのテーマに沿って実例を交えた講義
3. <ワークショップ>講義で得た知識を生かして30分程度の簡単なワークショップ
4. <講評、質疑応答>
5. <まとめ>


講師 鈴木 有子 ソニー(株)

■プロフィール
1982年ソニー株式会社入社。
プロダクトデザインを経て、長くパッケージデザイン業務に関わる。
2009年より取扱情報のデザインを担当。
パッケージからマニュアルへ、そして製品へ。ユーザーが体験する流れの中で、取扱情報デザインがどうあるべきかを探求、実践している。
企画担当者 島田 能里子 ソニー(株)
形式 講義と30分程度のワークショップ
定員 50名

特06 リライトビフォーアフター
内容

■講義の趣旨
リライトと呼ばれる作業の幅は広い。仕様の変更に伴う加筆・修正から、全く違った設計のもとに書き直す作業まで含まれている。校正の反映レベルから、新しい使用説明の制作までが、リライトと呼ばれている。ゆえに、リライトの効果的を上げるには、リライトの目的を明確にし、リライト前の使用説明から設計思想を正確に読み取らなければならない。目的に応じて、新しい設計が必要になることもある。

■講義のポイント
効果的なリライトを、作成を使ったビフォー/アフターによって理解してもらう。
・ よりわかりやすい表現へのリライト
・ ページ削減を目的にしたリライト
・ 紙から電子メディアへ媒体を変更するためのリライト

■講義の流れ
リライトの作業概要を説明し、作例によるビフォー/アフターで効果を確認する。ライティング実務者はもちろん、使用説明を企画するディレクターにも役に立つセッションである。


講師 清水 義孝 (株)クレステック

■プロフィール
制作会社に20年以上勤務。この間、常に新しいマニュアルの企画・開発に関わる。
『マニュアル制作ディレクション』『トリセツのつくりかた 制作実務編』(いずれもTC協会編著)の制作に参画。企業セミナー多数。
企画担当者 石川 秀明 ヤマハ(株)
形式 講義(事例紹介を含む)
定員 50名

特07 書いてるばかりじゃ、ツマラナイ!
プレゼンスキルを身につけよう!
内容

■講義の趣旨
「テクニカルライティング」が「テクニカルコミュニケーション」に拡張したとき、グラフィックやユーザビリティに加えて、音声によるコミュニケーションも取り込まれた。それならば、テクニカルコミュニケーターは「書く」ばかりではなく「話す」スキルも期待されてしかるべきだろう。「人前で話すのは、どうも…」と思っていても、話す機会はいつやってくるかわからない。その時に備えて、今から人前で話す技術を身につけたいと思う方に来ていただきたい。

■講義のポイント
セッションは2部構成とする。1部では、簡単なウォーミングアップの後、良いプレゼンテーションとは何かを一緒に考える。2部では、実際に何名かにプレゼンテーションをしていただき、全員でそれに対する批評を加える。このセッションは「話す技術」の練習が目的なので、1部も2部も、参加者からの積極的な発言を期待する。

■講義の流れ
1部:
参加者の紹介
良いプレゼンテーションとは何か
2部:
具体的な場面設定に基づいたプレゼンテーション練習
相互批評
質疑応答


講師 森口 稔 京都外国語大学

■プロフィール
米国Southern College of Technology修士課程でTCを専攻。学会や研究会で発表や講演の経験が多数あり、TCシンポジウムでも1997年から毎年連続で発表を実施している。現在は、京都外国語大学で非常勤講師として日本語を話す技術を教える。
企画担当者 三波 千穂美 筑波大学
形式 ワークショップ
定員 50名

特08 UXデザイン方法について
内容

■講義の趣旨
ユーザエクスペリエンス(UX)とは何かを定義し、UXをどのようにデザインするか、実現したUXをどのように評価するかについて説明する。

■講義のポイント
・ 人間特性の観点から、身の回りにあるUXの事例も取り上げながら、UXのデザイン方法について説明する。
・ 人間工学、認知科学、工業デザイン、ユーザビリティ工学、マーケティング・リサーチ、多変量解析などを統合化し、人間優先の観点から企画・デザイン・評価を支援するシステム・製品開発方法を紹介する。

■講義の流れ
1. 時代の流れ(パラダイムシフト)
2. UXの定義
3. UXの構造
4. UXを論理的、構造的にデザインする
5. UXを評価する
6. UXをマネージメントする
7. 身の回りにあるUX事例


講師 山岡 俊樹
和歌山大学 システム工学部 デザイン情報学科 教授
学術博士 認定人間工学専門家

■プロフィール
千葉大学工学部工業意匠学科卒業後、千葉大学大学院自然科学研究科博士課程修了。
企業で人間工学、製品開発、工業デザインを推進し、ISO、TC159(人間工学)の委員他も担当。
応用人間工学とデザインの視点からシステム・製品開発方法や人間中心設計方法でもあるヒューマンデザインテクノロジーを提唱。
企画担当者 栗谷 裕哉 (株)日立製作所
形式 講義
定員 50名

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