• TCシンポジウム
  • 日本マニュアルコンテスト
  • TC技術検定
  • 関連リンク集

[print]

TCシンポジウム2012プログラム詳細

特別セッション【京都開催】

タイトル

特01 テクニカルコミュニケーターの理論武装
特02 リライトビフォーアフター
特03 イラストで伝えるおもてなし
効果的なテクニカルイラストを生み出すためのアプローチ
特04 UXデザイン方法について
特05 テクニカルライターのためのHTML5超入門
ソーシャル&マルチデバイス時代の新常識
特06 実践インフォグラフィックス(実習編:ワークショップ)
図解のための思考術

詳細

特01 テクニカルコミュニケーターの理論武装
内容

■講義の趣旨
TC関連の仕事をしていると、「テクニカルコミュニケーションって何?」と聞かれることがある。また、「わかりやすい文章が書けるようになりたいけれど、どうすれば良い?」という質問もあるかもしれない。それに対し、瞬時に明快な答えをすることができるだろうか。このセッションでは、そういった疑問に答えるために、TCの全体像を俯瞰し、関連領域にも触れながら、TCの理論的枠組みを考える。

■講義のポイント
まず、TCの定義について、TC先進国である米国における考え方を見た後に、一つの案を提出する。次に、コミュニケーション学をベースにコミュニケーションとしてのTCの位置づけを明確にする。さらに、「わかりやすさ」の基本であるAudience Analysisについて詳細に解説し、最後に、言語学などの周辺分野において、テクニカルコミュニケーターが知っておくべき概念を紹介する。

■講義の流れ
1. TCの定義
2. コミュニケーションとしての位置づけ
3. わかりやすさのストラテジー
4. 言葉についての基礎知識


講師 森口 稔 フリーランスおよび京都外国語大学非常勤講師

■プロフィール
米国Southern College of Technology修士課程でTCを専攻。語学教師、雑誌記者、機械翻訳システム辞書開発担当、英語辞書執筆者、テクニカルライター、産業翻訳者など、言語とコミュニケーションに関わる様々な職種を経験。現在、TC協会評議員、日本コミュニケーション学会関西支部長、テクニカルコミュニケーション学術研究会代表、テクニカルライターの会企画運営委員を務める。
企画担当者 畝本 あい子 (株)島津製作所
形式 講義
定員 30名

特02 リライトビフォーアフター
内容

■講義の趣旨
リライトと呼ばれる作業の幅は広い。仕様の変更に伴う加筆・修正から、全く違った設計のもとに書き直す作業まで含まれている。校正の反映レベルから、新しい使用説明の制作までが、リライトと呼ばれている。ゆえに、リライトの効果的を上げるには、リライトの目的を明確にし、リライト前の使用説明から設計思想を正確に読み取らなければならない。目的に応じて、新しい設計が必要になることもある。

■講義のポイント
効果的なリライトを、作成を使ったビフォー/アフターによって理解してもらう。
・ よりわかりやすい表現へのリライト
・ ページ削減を目的にしたリライト
・ 紙から電子メディアへ媒体を変更するためのリライト

■講義の流れ
リライトの作業概要を説明し、作例によるビフォー/アフターで効果を確認する。ライティング実務者はもちろん、使用説明を企画するディレクターにも役に立つセッションである。


講師 清水 義孝 (株)クレステック

■プロフィール
制作会社に20年以上勤務。この間、常に新しいマニュアルの企画・開発に関わる。
『マニュアル制作ディレクション』『トリセツのつくりかた 制作実務編』(いずれもTC協会編著)の制作に参画。企業セミナー多数。
企画担当者 石川 秀明 ヤマハ(株)
形式 講義(事例紹介を含む)
定員 30名

特03 イラストで伝えるおもてなし
効果的なテクニカルイラストを生み出すためのアプローチ
内容

■講義の趣旨
「ここのイラスト、あの○○○マニュアルの△ページを流用しておいて!」
このような会話、使用説明の制作現場で良く耳にする言葉ではないだろうか?
過去の資産とノウハウが蓄積されたことにより特定パターンでの対応が増えた結果、作成するテクニカルイラストそのものへの取り組みは自然と少なくなる傾向になりつつある。
閲覧環境が大きく変化する昨今において、読み手の目に入った瞬間にその品質を直感的に判断されるテクニカルイラストは、的確な情報提供の役割を果たすとともに、読み手をもてなす作り手の思いを伝えていると言っても良いのではないだろうか。
使用説明の中で用いられるテクニカルイラストをセオリーとテクニックの両側面から見つめ直すことで、製品ユーザーへより良い情報を提供するための1歩を踏み出せればと考える。

■講義のポイント
テクニカルイラストは、いくつかの要素に分解することができる。それらの個々の役割、組み合わせて用いたときの役割と効果を体系化することで、最適なテクニカルイラストを作成することが可能になる。あたりまえのように用いている個々のパーツに対しても改めて目を向けてみることで、その影響力を考え直す機会にもなるだろう。
製品ユーザーの視点を基準に表現方法と描画方法を選択したうえで、それを実現するためのツールテクニックを合わせ持つことにより、効果的なテクニカルイラストが生まれる。制作現場における作業効率を考慮しながら、どの部分に力点をおくことで効果的な作業フローとアウトプットを構築できるのかを追求する。

■講義の流れ
このセッションでは、既存の使用説明で多く使われている「テクニカルイラストを含むコンテンツ」を例に、それぞれの要素が果たす役割を整理・体系化して、場面に応じた様々な表現方法へのアプローチを解説する。
また、テクニカルイラストを作成に用いる各種素材データ(写真、図面、3D CADなど)と組み合わせた制作ツール(Illustrator、Photoshopなど)の活用方法を、実際のオペレーションを交えて紹介する。


講師 久保 拓也 (株)情報システムエンジニアリング

■プロフィール
2002年(株)情報システムエンジニアリング入社。
入社時からサービスマニュアル、取扱説明書をはじめとするテクニカルイラスト制作を担当する。ドキュメント制作全般に関するディレクション、多言語対応におけるテキストに依存しない表現の研究・実践なども行っている。
企画担当者 福間 俊治 (株)パセイジ
形式 講義
定員 30名

このページのトップへ戻る

特04 UXデザイン方法について
内容

■講義の趣旨
ユーザエクスペリエンス(UX)とは何かを定義し、UXをどのようにデザインするか、実現したUXをどのように評価するかについて説明する。

■講義のポイント
・ 人間特性の観点から、身の回りにあるUXの事例も取り上げながら、UXのデザイン方法について説明する。
・ 人間工学、認知科学、工業デザイン、ユーザビリティ工学、マーケティング・リサーチ、多変量解析などを統合化し、人間優先の観点から企画・デザイン・評価を支援するシステム・製品開発方法を紹介する。

■講義の流れ
1. 時代の流れ(パラダイムシフト)
2. UXの定義
3. UXの構造
4. UXを論理的、構造的にデザインする
5. UXを評価する
6. UXをマネージメントする
7. 身の回りにあるUX事例


講師 山岡 俊樹
和歌山大学 システム工学部 デザイン情報学科 教授
学術博士 認定人間工学専門家

■プロフィール
千葉大学工学部工業意匠学科卒業後、千葉大学大学院自然科学研究科博士課程修了。
企業で人間工学、製品開発、工業デザインを推進し、ISO、TC159(人間工学)の委員他も担当。
応用人間工学とデザインの視点からシステム・製品開発方法や人間中心設計方法でもあるヒューマンデザインテクノロジーを提唱。
企画担当者 栗谷 裕哉 (株)日立製作所
形式 講義
定員 30名

特05 テクニカルライターのためのHTML5超入門
ソーシャル&マルチデバイス時代の新常識
内容

■講義の趣旨
使用説明を提供するメディアやデバイスが多様化するこれからの時代に、制作基盤として注目を集めているのがHTML5である。使用説明の企画をするに際しても原稿執筆するに際しても、紙媒体の場合にDTPの概念や基本を知っている必要があるのと同様に、これからはHTML5を知っておく必要がある。難解になりがちなこのテーマを、直接HTMLコーディングをすることは必ずしも想定しない方々を対象に、ソーシャル&マルチデバイス時代の新常識として解説する。

■講義のポイント
基本概念の解説は、企画工程で必要な水準で行う。HTML5には様々な機能要素があるが、本講義の対象を、ライターが原稿を書くときに必要となる範囲に絞り込み、その画面表示イメージを確認しつつ学習できるよう解説する。また、注目され始めているソーシャルメディアにむけたテキストベースのコンテンツ執筆の可能性と、その実現に必要なHTML5の知識にもフォーカスする。
なお、本セッションでは機能開発やアプリ開発に関する技術は取り上げない。これらに興味がある方は東京開催の特別セッション04「HTML5で作るマニュアルアプリケーション」に参加していただきたい。

■講義の流れ
1. マークアップ技術は古くて新しい技術だ
2. XML、HTML、CSSの役割を知ろう
3. ソーシャル&マルチデバイス時代に欠かせない新技術HTML5を学ぶ
4. 事例で学ぶソーシャルネットワークの俎上に乗るコンテンツ作りとHTML5
5. コンテンツ制作者の役割、ワークフローはこう変わる!


講師 黒田 聡 (株)情報システムエンジニアリング
矢野 りん バイドゥ(株)

■プロフィール
北海道足寄町生まれ。デザイナー/ライター。「日本Android の会」会員。情報処理学会デジタルドキュメント研究会メンバー。
企画担当者 吉川 明 (株)日立テクニカルコミュニケーションズ
形式 講義
定員 30名

特06 実践インフォグラフィックス(実習編:ワークショップ)
図解のための思考術
内容

■講義の趣旨
パネルディスカッションで実施される「実践インフォグラフィックス(理論編:パネルディスカッション)」と連動した特別セッションとする。(本講座受講者は聴講必須)前段のパネルセッションで理論的背景を理解してもらい当講座ではワークショップ形式で事前課題+グループワークを主体に実際のインフォグラフィックス技術を学習する。

■講義のポイント
当日の実習では、見栄えよりもテーマをまとめる考え方(コンセプトワーク)を主体に図解の設計図にあたるラフスケッチ検討と制作を通じてインフォグラフィックス技術を学習してもらう。また、グループワークを通じ「ユーザー体験」の気づきと多様な視点、図解に必要なコンセプトと優先順位の視点を理解してもらえるようにする。

■講義の流れ
【事前準備】
1. Workshop登録時に出題する事前課題
京都に関する3つのテーマ(寺:清水寺、食べ物:京漬け物、遊ぶ:舞妓さん)から各自テーマを選択して調査、資料収集し図解のラフスケッチを作成し当日持参する。
2. 実践インフォグラフィックス(理論編:パネルディスカッション):聴講必須
インフォグラフィックス技術の技術的背景を学習し各自の制作物を参照してみてください。
【受講講座での流れ】
1. グループワークによる「ユーザー体験」の気づき
-事前課題のテーマ別にグループ分け(3名程度)
-各自内容をグループ内に説明(各自)
-相互に理解できたかをディスカッション
-他グループとの相互比較
2. インフォグラフィックスを制作する上でのポイント解説(ピックアップ事例での改善、模範解答)
3. 各自の事前課題をブラッシュアップ(講師が巡回します)
4. 実習後のラフスケッチの講評(参考となるものをピックアップ?)


講師 木村 博之 (株)チューブグラフィックス

■プロフィール
(株)チューブグラフィックス代表取締役。千葉大学工学部非常勤講師および東洋大学ライフデザイン学部非常勤講師。
近著に「インフォグラフィックス」(誠文堂新光社刊)。
企画担当者 清水 義孝 (株)クレステック
吉川 明 (株)日立テクニカルコミュニケーションズ
形式 講義、ワークショップ(実習)
定員 30名

このページのトップへ戻る