従来、テクニカルイラストの作成は実物の試作品や試作品の写真などを材料に、ドローイングソフトで作成されていました。しかし、この作業には十分なスキルと、相応の工数が必要です。そこで、最近では設計部門のCADデータを利用し、その3D形状からイラストを短時間で作成すること方法が普及しつつあります。これは、3D CADの一般化に伴い、3Dデータが流通するようになったからです。
ところが、イラスト作成部門でCADデータを利用するには、① CADシステムの導入コストが増える、②大容量のCAD データは、イラスト作成部門が利用しているようなPCで取扱うには負担が大きい、という致命的な問題があります。そこで、ラティスは製造業で普及する軽量3DフォーマットXVLを利用することで、イラストを安価に、かつ、軽快に作成する方法をご提案します。
ラティスのXVL 製品では、3D CAD データから軽量3DフォーマットXVLに変換した後、XVLの軽量性を生かして、一般的なノートPCでも3D形状を閲覧、イラスト用に編集することができるようになります。イラスト作成部門ではCAD導入コストを抑えながら3Dデータを活用し、低コストで均質なイラストを、手軽に短時間で作成可能です。
一旦XVLデータにさえなれば、Microsoft Excelに取り込み、3Dデータと画像、表が連動した帳票を簡単な操作で作成することもできます。また、作成したイラストデータを利用した、パーツカタログ等をWeb上で共有、閲覧することも可能です。iPadでの3D表示機能で、ペーパーレス環境を実現します。本セミナーでは、3Dを利用したさまざまなドキュメントソリューションで、次世代のイラスト作成環境と、デジタルドキュメントの新しい可能性をご紹介します。
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