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TCシンポジウム2010 プログラム詳細

協会発表/事例・研究発表(東京)

タイトル

協01 TC専門教育カリキュラム・ガイドライン<中間報告>
協02 EU機械指令 2006/42/EC の改訂を徹底解説!
協03 スマートフォン・携帯・電子書籍端末は、取扱情報をどう変えるか?
協04 TCの視点から見たDITA

発01 3か所? 3ヶ所? 数助詞の「ka」を正しく表記していますか?
発02 大学におけるTC教育事例と課題
発03 コンプレックス・ドキュメントのライフサイクルにわたる管理手法 ―中止―
発04 読みやすく、わかりやすい文字を認知科学的に分析
発05 日中翻訳の品質向上を目的に作成した「日中翻訳品質基準」の開発
発06 TC技術と人間中心設計アプローチ
発07 日本語書き言葉の公共性について
発08 TCビジネスの今後の可能性について
発09 ペルソナのユースケースに基づいたマニュアル制作事例

協会発表詳細

協01 TC専門教育カリキュラム・ガイドライン<中間報告>
キーワード TC専門教育、人材育成、産学協同
発表者 三波 千穂美、島本 孝子、平湯 あつし TC協会TC専門教育カリキュラム・ガイドライン検討WG
内容 近年、日本の大学では、大学で学ぶための基礎科目や学生の就職活動支援などの一環として、コミュニケーション能力に関する教育を行なう授業が増えている。
この「コミュニケーション能力」には、テクニカルライティングを始めとしたTC技術が含まれることが多く、これは、2009年に行なわれたTC協会による調査においても明らかになった(TC協会機関誌「Frontier」第2号参照)。しかし、使用説明の発信に携わるために必要なTC技術や、周辺知識について専門的な教育を実施している大学はいまだ存在せず、この分野の高等教育において、日本は欧米に大きく後れをとっていると言わざるをえない。
それを受け2009年12月に、TC協会は筑波大学と協同で、TC専門教育カリキュラム・ガイドライン検討WGを発足させ、大学におけるTC専門教育の可能性とカリキュラムを検討してきた。
このセッションでは、大学における授業内容とTC技術のスキル項目とのマッチングを行い、実現可能なカリキュラムの原案について説明するとともに、使用説明の制作現場および大学等の教育現場の双方から寄せられたパブリックコメントの状況について報告する。

協02 EU機械指令 2006/42/EC の改訂を徹底解説!
キーワード 欧州市場、標準規格、産学協同
発表者 Ms. Magali Baumgartner 山崎 敏正 (逐次通訳あり)
内容 EU機械指令の最近の改訂版が、2009年12月29日から適用開始となっている。EU指令の達成義務を負うすべての組織・企業が、今回の改訂の内容を深く理解しなければならない。
たとえば、新機械指令では適用分野の範囲が変更され、EU地域外の製造系企業に対する監督が強化されており、日本企業もその対象となる。また、使用説明の翻訳元(多くは英語版)とそのローカライズ版の位置づけについても市場実態に合わせた制度変更が行われている。さらに、より具体的な説明要求が加えられているところもある。
一部の要求事項については、不透明なものも残されているが、欧州tekomから専門家を招き、解説を行っていただく。

■発表のポイント
・欧州における機械指令の重要性
・機械指令 2006/42/EC の改訂内容
・指令遵守に役立つツール
・市場調査の役割

協03 スマートフォン・携帯・電子書籍端末は、取扱情報をどう変えるか?
キーワード モバイルデバイス、Web
発表者 大野 邦夫、植村 八潮、下川 和男、藤井 則久、増田 善友 TC協会Webコミュニケーション調査・研究WG
内容 iPad、Kindle、スマートフォンなど、書籍やコンテンツを表示するデバイスが多様化し、大きな注目を集めている。普及が広がるモバイルデバイスは、製品取扱情報をどのように変えていくのか? 本セッションでは、取扱情報とモバイルデバイスをテーマとし、電子書籍分野の専門家をゲストスピーカーとして招きパネル討論をおこなう。海外および国内における市場、技術、コンテンツなどの最新動向については、東京電機大学出版局の植村八潮氏とイーストの下川和男氏から発表いただく。国内における具体的な製品・技術についてはブラザー工業の藤井則久氏とブリヂストンの増田善友氏からデバイスの事例や展望等をご紹介いただく。WGのメンバー、会場の参加者を含めて、さまざまな立場から、今後の取扱説明分野の技術、サービス、ビジネスの可能性を議論したい。

協04 TCの視点から見たDITA
キーワード DITA、構造化、トピックライティング
発表者 天野 薫、加藤 哲義、黒田 聡、鈴木 宏政、Dr. Michael Fritz(tekom)TC協会 DITA取り組み検討WG
内容 最近の2~3年間で、使用説明を構造化することによって、ワンソース(ひとつのリソースから多様な伝達媒体によるコンテンツを提供すること)や、制作効率の向上を実現しようとする動きが活発化しつつある。DITA(Darwin Information Typing Architecture)は、そのための技術基盤のひとつであり、2009年のTCシンポジウムで、使用説明の制作基盤の変化に着目したTC協会は、「DITA取り組み検討WG」を2010年3月に発足させ、情報共有と意見交換を進めてきた。このセッションでは、使用説明の現場からの視点でDITAの特徴を明らかにするとともに、理解のためのキーワードや基本的な概念を解説する。どのような製品または市場に向けた文書にDITAが適しているのかといった点についても、これまでの検討経過を報告する。さらに、ドイツからゲストスピーカーを招き、欧州におけるDITAおよびその他のCMS(コンテンツマネジメントシステム)の利用状況について現状を伝えてもらう。

事例・研究発表詳細

発01 3か所? 3ヶ所? 数助詞の「ka」を正しく表記していますか?
キーワード 日本語の表記、数助詞「ka」
発表者 貝島  良太 (有)アトリエ・ワン
内容 昨年の研究発表(発01)の「ください/下さい」の使い分けに続き、ことしは数助詞の「ka」です。「3か所」「3カ所」「3ヵ所」「3ケ所」「3ヶ所」「3個所」「3箇所」のうち、どれが正しい表記かを考察します。
区分 研究

発02 大学におけるTC教育事例と課題 ~制作現場における教育の観点から~
キーワード 教育、OJT
発表者 高山 和也 (有)文書情報設計
内容 専修大学におけるマニュアルライティング講義について、学生のスキル獲得上の課題と共に講義内容を紹介する。これらの課題はマニュアル制作現場においても同様であり、問題解決の方法について提案する。
区分 事例

発03 コンプレックス・ドキュメントのライフサイクルにわたる管理手法
キーワード  
発表者 石川 諭 テドプレスジャパンK.K.
内容 発表者都合により、中止となりました。
区分  

発04 読みやすく、わかりやすい文字を認知科学的に分析
キーワード 認知科学、マニュアルデザイン
発表者 深谷 拓吾 (株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、水口 実 フジ印刷(株)
内容 経験に基づいて主観的に語られることの多いマニュアルのデザイン。現状、使われている文字サイズや行間は本当に適切かを科学的に分析してみた。被験者を使った実験結果からコンジョイント法などによる分析を行ったほか、ストレス値も計測した。
区分 研究

発05 日中翻訳の品質向上を目的に作成した「日中翻訳品質基準」の開発
キーワード 日中翻訳の品質問題、日中翻訳の品質基準
発表者 リュウ フランシス (株)日立テクニカルコミュニケーションズ
内容 日中翻訳の場合、中国語ネイティブが翻訳するのが一般的であるが、その翻訳結果には品質に関するさまざまな問題が見つかる。本状況から当社では日中翻訳における品質基準書を作成し、翻訳した中国語の品質の標準化を図ることにした。発表では本基準作成での工夫点、効果等について報告する。
区分 研究

発06 TC技術と人間中心設計アプローチ
キーワード TC技術、人間中心設計
発表者 黒須 正明、高橋 正明、早川 誠二 人間中心設計推進機構
内容 製品情報開発に必要なTC技術と人間中心設計(HCD)の観点の関連性に関する研究発表。特にHCDの開発プロセスの観点からTC技術の周辺技術の位置関係を明らかにし、今後の製品情報開発への提言を行う。
区分 研究

発07 日本語書き言葉の公共性について ~取扱説明書分析による事例報告~
キーワード 公共的言語、表現の脆弱性
発表者 桑野 裕康 パナソニック(株)、佐野 洋 東京外国語大学
内容 製品取扱説明書を、文の意味構造の観点から分析し、公共的言語としての現代日本語の脆弱化部分の特定作業を行う。その結果、伝達のための表現や脆弱化部分を改善する表現の仕方を示す。
区分 研究

発08 TCビジネスの今後の可能性について
キーワード  
発表者 森口 稔  広島国際大学
内容 TCの核となる部分を定義し、そこから発展した現在の守備範囲を明確化した後、現在のTCがカバーしきれていない領域の中から、市場ニーズや専門性を考慮してビジネスとしての可能性が考えられるテーマを掘り起こす。
区分 事例

発09 ペルソナのユースケースに基づいたマニュアル制作事例
キーワード ユーザーエクスペリエンス、業務に沿ったユースケースの作成
発表者 的池 玲子、赤松  秀信 (株)日立製作所
内容 具体的なユーザー像(ペルソナ)を定め、ソフトウェア製品の実際の使われ方(ユースケース)を入念に想定した。そうすることで、運用方法を親切に解説し、やりたいことから探せる目次を設けたマニュアルを制作できた。本発表では、ユーザーの経験価値(User Experience)に着目したマニュアル制作事例を紹介する。
区分 事例