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TCシンポジウム2010 プログラム詳細

基調講演

今回の東京開催の基調講演者は、原 研哉(はら けんや)氏×山中 俊治(やまなか しゅんじ)氏です。はじめての試みとして、パネルディスカッション形式で進めます。テクニカルコミュニケーターの新たな役割を、さまざまな角度から描き出していただきます。

関西地区におけるTCシンポジウムの初のライブ講演となる京都開催の基調講演者は、久保 雅義(くぼ まさよし)氏×小山 薫堂(こやま くんどう)氏です。対談形式で進めます。

【東京開催】片想いから両想いへ ~使い手と作り手をつなぐトリセツのかたち~

講演概要

日経デザイン連載記事「人とモノを結ぶテクニカルコミュニケーションの未来」のライブ版として2人のクリエーター、原 研哉氏と山中 俊治氏に、人とモノとの共通点や人とモノとの接点を見出す媒体『トリセツ』を通して、作り手と使い手の幸せな関係について語り合っていただきます。

セッション1

◎デカ盛りトリセツは、食べきれない
トリセツはモノの使用説明や情報支援をし、モノの魅力を最大限引き出すノウハウ集。でも、使い手は十人十色、しかも機能満載!実際のトリセツは、平均的なところで使い手に提供されている。このギャップを埋める方法論を語り合っていただきます。

セッション2

◎あなたのためのトリセツ
使い手のレベルに対応したトリセツづくり
使い手の知識・経験レベルが違う、言葉の意味がわからず読んでも理解できず、使えない!実際のトリセツは知識・経験レベルに応じた情報提供はしていない。この知識・経験に対して語り合っていただきます。

セッション3

◎作りびとと使いびと
使い手を巻き込んだモノづくり
作り手と使い手が、より、良い関係を保つために、使い手を巻き込んだ、使い手目線のモノづくりを考える。これからのモノづくりにトリセツの作り手は、どのようにかかわれば楽しいわかりやすいトリセツができるのかを語り合っていただきます。

原 研哉(はら けんや)氏プロフィール

1958年生まれ。グラフィックデザイナー。2001年より無印良品のアドバイザリーボードをつとめる。生活や産業の未来を構想するデザインを展開。制作した展覧会「RE-DESIGN」「HAPTIC」「JAPAN CAR」は世界を巡回し、2009年にミラノトリエンナーレで発表した知的繊維の実験「SENSEWARE」展は各界に大きな反響を呼び起こした。一方、日本で開催された長野オリンピックでは開閉会式プログラム、愛知万博ではポスターをはじめとするプロモーションを担当し、日本の美意識を現代に体現している。KENZOの香水、NTTdocomoの携帯電話、病院のサイン計画、松屋銀座百貨店のVIなど活動領域は広く、多数のデザイン賞を受賞。著書『デザインのデザイン』および『白』は世界各国語に翻訳されている。
撮影:筒井 義昭

山中 俊治(やまなか しゅんじ)氏プロフィール

1957年愛媛県生まれ。1982年東京大学工学部産業機械工学科卒業後、日産自動車デザインセンター勤務。1987年よりフリーのデザイナーとして独立。1991年より94年まで東京大学助教授を勤める。1994年にリーディング・エッジ・デザインを設立。2008年4月より慶応義塾大学教授。デザイナーとして腕時計から鉄道車両に至る幅広い工業製品をデザインする一方、技術者として、ヒューマノイド・ロボット「morph 3」や8輪ロボットカー「Halluc Ⅱ」などサイエンスの分野でも注目されるプロトタイプを研究者と共同開発。近作に腕時計「OVO」、オフィスチェア「Avein」などがある。2009年「骨」展のディレクターを務める。主な著書に『フューチャースタイル』(アスキー出版/1998年)、『人と技術のスケッチブック』シリーズ(太平社/1997年)、写真家清水行雄が18年間山中の作品群を撮りつづけた写真集『機能の写像』(リーディング・エッジ・デザイン/2006年)など。

司会・進行 :高橋 慈子(たかはし しげこ)氏 株式会社ハーティネス


【京都開催】トリセツでつくる幸せな関係

講演概要

関西地区でのTCシンポジウムは今年で12回目を迎え、基調講演も初めて関西独自に実施することにしました。東京開催に引き続き、日経デザイン誌連載中の「人とモノを結ぶテクニカルコミュニケーションの未来」のライブ版として、放送作家 の小山薫堂氏と国立大学法人京都工芸繊維大学大学院教授久保雅義氏をお迎えし、商品とユーザーを結び付ける媒体「トリセツ」を通して、企業とユーザーの幸せな関係について語り合っていただきます。

セッション1

◎生活を豊かに楽しくするために
食、住、衣、車、環境などの生活に直結する事柄を取り上げて、ユーザーの満足につながる「うれしい」「楽しい」「面白い」を引き出す幸せな関係を構築する方法を語り合っていただきます。

セッション2

◎ブランドを支えるトリセツ
企業や商品などのブランドの価値とは何かを取り上げる。ブランドを表示することでお客様の期待に応える証となるための、ユーザーインターフェイスを担う表示の一つであるトリセツのあるべき姿を語り合っていただきます。

セッション3

◎わかりやすさから面白さへ
ユニバーサルデザイン(UD)の基本である「わかりやすい」「使いやすい」コンセプトとそれをさらに発展させた「楽しいUD」を実現し、「心地よい」「使って面白い」などの新たな価値を生み出す商品づくりが求められています。楽しいトリセツづくりのために、何をすべきなのかを語り合っていただきます。

小山 薫堂(こやま くんどう)氏プロフィール

放送作家。脚本家。東北芸術工科大学教授。
1964年6月23日熊本県天草市生まれ。日大芸術学部放送学科在籍中に放送作家を開始。「カノッサの屈辱」「東京ワンダーホテル」「ニューデザインパラダイス」など斬新なテレビ番組を数多く企画。「料理の鉄人」「トリセツ」は国際エミー賞に入賞した。
2008年公開された「おくりびと」が初めての映画脚本となるが、この作品で第60回読売文学賞戯曲・シナリオ部門賞、第32回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第81回米アカデミー賞外国語部門賞獲得をはじめ、国内外で高い評価を受けた。
現在の担当番組は、「プレミアムスイッチ」(日本テレビ)、「小山薫堂 東京会議」(BSフジ)など。映画では、構成を担当した3D作品「FURUSATO~宇宙から見た世界遺産」(2010年4月)、総合プロデューサーをつとめた「みつばちハッチ~勇気のメロディ」(2010年夏)が公開される予定である。
テレビや映画以外でも、ライフスタイル誌のエッセイ連載、小説、絵本翻訳など、幅広い執筆活動を展開。著書に、小説「フィルム」(講談社)、絵本「まってる。」(千倉書房)・「いしぶみ」(小学館)、「考えないヒント」「もったいない主義」(共に幻冬舎新書)、「人を喜ばせるということ」(中公新書ラクレ)、「人生食堂100軒」(プレジデント社)などがある。
また作家以外の活動としての現在の肩書きは、以下の通り。九州新幹線元年事業総合アドバイザー、日光金谷ホテル顧問、京都ハンナリーズアドバイザー、東京スマートドライバー発起人、東北芸術工科大学デザイン工学部企画構想学科長。

久保 雅義(くぼ まさよし)氏プロフィール

京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科教授、サスティナブルデザイン教育研究センター長。
松下電器産業株式会社(現パナソニック)で海外向け商品開発デザイン、ユニバーサルデザインやブランドデザインに携わり、「座シャワー」などの製品開発デザインにかかわる。またパナソニックデザインカンパニーの創設やパナソニックCIの構築などのブランドデザインに携わる。
2004年より京都工芸繊維大学大学院教授。文部科学省現代GP「京都ブランドによる人材育成と地域創成」、大学教育・学生支援事業テーマA大学教育プログラム「サス ティナブルデザイン育成プログラム」等を担当。2005年~京都ブランド推進特別委員会専門部会委 員、(財)日本産業デザイン振興会Gマーク委員、(財)新日本様式協議会調査研究委員会副委員長、(財)国際デザイン交流協会企画委員、2008年~京都エコスタイル選定委員などを歴任。