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TCシンポジウム2008 プログラム詳細

特別セッション(京都)

タイトル

特01 取扱説明に関係する規則と安全表記の基本
~国内外の関連法・規格を理解して、記述の最適化を図ろう !~
特02 文章表現の基本をマスターする
特05 色覚の多様性とカラーユニバーサルデザイン
~赤が目立たない色だと知っていますか?~

詳細

特01 取扱説明に関係する規則と安全表記の基本
~国内外の関連法・規格を理解して、記述の最適化を図ろう !~
内容

取扱説明に関係する規制と規格の存在は知っていても、具体的記載要求までは知らない方も多い。その結果、過度な記述や記述漏れが生じることもある。製品の安全に関する社会的関心が高まる中、これらは必須知識のひとつとなっている。このセッションでは国際通商法、労働安全法、消費者保護法、アクセシビリティー法など取扱説明に関係する規制と規格の概要と適用のしかたを基礎から説明。これらと取扱説明の国際規格 IEC62079と ISO/IEC Guide37がどのように関連づけされているかを整理する。また、国際規格で要求されているリスク分析、安全表記のあり方、対象ユーザーの考え方なども紹介する。

セッションのポイント

・関係する国際法と関連団体、その基本的な役割や機能
・関係する国際規格の概要
・取扱説明への安全表記の方法の基本(リスク分析など)

形式 講義
対象者

ディレクター
メーカーや制作会社のマニュアル部門の管理者
テクニカルライター初心者

講師 石井 満 (株)シーエフメディアジャパン
企画担当者 石井 満 (株)シーエフメディアジャパン
黒田 聡 (株)情報システムエンジニアリング
定員

東京 50名
京都 30名


特02 文章表現の基本をマスターする
内容

製品マニュアルの使命は、「製品を使うために必要な情報を、誤りなくユーザーに伝えること」である。その使命を果たすためには、「誤解されようのない文章」でなければならない。また、一度読んだだけで内容がすんなりと頭の中に入るような、読みやすく、わかりやすい文章でなければならない。本セッションでは、さまざまな例文を取り上げ、パラグラフの構成のしかたや、わかりやすい文章表現について実習を通して学ぶ。実習は、ピア・レスポンス(学習者同士によるフィードバック)の手法を用いて行う。
04~07年TCシンポジウムで好評をいただいた「初級テクニカルライティング講座」とほぼ同じ内容です。

セッションのポイント

・「誤解されようのない文章」の書き方を学ぶ
・「なぜ?」を追求する
・具体例に基づいた解決策を知る

形式 講義、ワークショップ
対象者

テクニカルライター初心者
ライティングの基本をマスターしたいすべての人

講師 冨永 敦子 フリーランス
企画担当者

大西 敦子 (株)リコー

定員 東京 50名
京都 30名

特05 色覚の多様性とカラーユニバーサルデザイ
~赤が目立たない色だと知っていますか ?~
内容

「カラーユニバーサルデザイン」という言葉が徐々に広がってきた。かつて「色盲」「色覚異常」「色覚障がい」などと呼ばれた人たちのことを知っているだろうか。あなたは色の感じ方について誰かと話したことがあるだろうか。色の見え方や感じ方は万人に共通の感覚ではなく、多くのタイプの色覚が存在する。色に頼ってデザインされたものの多くは、その意味することが予想外に伝わっていない。日本全国で約 316万人、世界で約 2億人という人たちの色覚はどのようなものか。その人たちに情報伝達する上で留意すべきことはどのようなことか。これから世界的に大変重要なキーワードとなる「カラーユニバーサルデザイン」を、色弱のカラーコーディネーター本人が豊富な実例を挙げながら解説する。

セッションのポイント

・色覚とはどのようなものか
・色覚の多様性が視覚情報伝達に与える影響・実例
・その対策・手法としての CUD(カラーユニバーサルデザイン)

形式 講義、事例紹介
対象者

テクニカルライター
エディター
Webサイトの企画・制作者
カラーユニバーサルデザインに興味のある人

講師 伊賀 公一 カラーユニバーサルデザイン機構
企画担当者

畝本 あい子 (株)島津製作所
吉見 邦子 (株)島津製作所
濱口 晴雄 (株)リコー

定員 東京 50名
京都 30名