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S1000D とは、世界の産業機械分野で使われている企業間の協業推進のための統一規格です。簡単に言うと、データ交換を促進するための図面の書き方や書式の統一規格です。S1000D 規格は、ISO のSTEP(STandard for the
Exchange of Product model data: 製品モデルデータの交換のための標準) に基づいて決められています。
このセミナーでは、そのS1000D の下位規格であるASD-STE100 シンプリファイドイングリッシュの内容を身につけ、わかりやすく誤解がないライティング力を身につけることを目標とします。このASD-STE100 は、ASD ヨーロッパ航空宇宙防衛産業協会が長年にわたって築きあげてきた「シンプリファイドイングリッシュ」の英文ライティングガイドラインということでも有名です。
「シンプリファイドイングリッシュ」というと、一見、特殊な制限言語のように思われるかもしれませんが、実際には日常の英文ライティングに活用できる論理的で実践的なルールを集めたライティングガイドラインです。このシンプ
リファイドイングリッシュのルールは( 自社に) プラスになるものだけを集めて、自社のライティングガイドラインにカスタマイズして活用することもできます。もちろん、個人レベルでのライティング力アップの参考にもなります。
セミナー骨子
【セミナー概要】
- ASD-STE100 とは
- ASD-STE100 を使ってみる ― 間違えやすいポイント
- 自社向けにカスタマイズするポイント
- ASD-STE100 のクセを知る ― その長所と短所
- 技術名詞、技術動詞を活用する
ASD-STE100 による改善例
Non-STE( × ) Ensure that the fluid indicator light lights. どこがだめなのか?
STE( ○ ) Make sure that the fluid indicator light comes on. どのように改善されたか?
Non-STE( × ) Avoid damage by turning controls slowly. どこがだめなのか?
STE( ○ ) Turn the controls slowly to prevent damage. どのように改善されたか?
【配付資料】
- ASD-STE100 ルール集の日本語訳
- Dictionary のポイント
- ライティング上の間違えやすい例
【講師】
中村 哲三
株式会社 エレクトロスイスジャパン
テクニカルコミュニケーター兼消費生活アドバイザー
tcWorld TCTrainNet(国際TC検定試験) 認定トレーナー
日本におけるTC活動の中核的存在であるTC協会で、英文ライティングのセミナーやパネルディスカッションなどを企画。著書に「英文テクニカルライティング70の鉄則」(日経BP社刊)がある。
開催のご案内
- 日時
- 【名古屋会場】 6月22日(水) 13:00 ~ 17:00
栄ガスビル
【東京会場】 6月24日(金) 13:00 ~ 17:00
TC協会事務所2F セミナー室 - 受講料
- 会員:21,600円(消費税、資料代込)、非会員:32,400円(消費税、資料代込)
- 定員
- 25名
- 最小催行人数
- 6名
- 主催
- 企画/主催:一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会
お申し込み方法
- お申し込み方法
- 参加ご希望の方は、申込書に必要事項をご記入の上、TC協会までFAX(03-3368-5087)またはメール(tc-info@jtca.org)でお申し込みください。お申し込みされた方には、請求書と受講票を郵送いたします。
- お問い合せ先
- 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 事務局
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-34-2 第一後藤ビル101号室
TEL 03-3368-4607 e-mail:tc-info@jtca.org