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構造化された文書をトピック単位で作成する上で求められるライティングの知識やスキルを明らかにし、その基本を学んでいただく。今回は、基本的なライティングスキル(文章表現として正しい日本語を書く技術) を有していることを前提に、執筆の準備工程を講義対象とする。開発部門から提示される仕様に基づいて構造化された文書を設計し、作成するための技術を習得することが本実務セミナーの目的である。
本実務セミナーは、活動8年目を迎えるTC 協会のトピック指向取り組み検討ワーキンググループにおいて蓄積してきた知見に基づいて、企画・構成されている。2014 年に開催された実務セミナー「トピック指向ライティング入門セミナー」、2016 年にTC シンポジウムにて開催された特別セッション「トピック指向ライティング」の内容を踏まえて、中級から上級を目指すテクニカルライターを対象とする。本実務セミナーの内容は、過去の実務セミナーと特別セッションに参加していない方にも理解できるように配慮する第1部を除いて、重複はない。基本的なライティングスキルに関する解説、執筆の仕上げや校正については講義に含まれないが、トピック指向ライティング特有の技術要素を深掘りする。ライティング実務経験の少ない方でも学べるように配慮しているので、構造化された文書の執筆に関わりのある方に幅広く参加いただきたい。
セミナー骨子
【講義の流れ】
●第1部 イントロダクション
- トピック指向ライティングの基本
- 構造化とトピック指向の関係
- トピック指向ライティングのポイント
- 使用情報の標準的な制作プロセス(トピック指向)
●第2部 執筆の準備工程? 要件定義?
要件定義工程は、企画工程で定義された要求を満たすための要件を決定する工程である。
「~したい」「~が必要」の段階にある要求から、「どうやって」(要件) を導き出すための流れを学ぶ。
- 要件定義工程(位置付け、概要、ポイント)
- 要求と要件
- ペルソナとユースケース
- 構成案
- トピック要件(情報タイプ、ショートディスクリプション、情報源である製品情報の扱い)
- 演習
●第3部 トピック指向取り組み検討ワーキンググループによる"まとめ"
- メーカー担当者様が思うところ
- 執筆工程、検証工程との関わりについて
【講師】
トピック指向取り組み検討ワーキンググループ 主査 黒田 聡 (株) 情報システムエンジニアリング
トピック指向取り組み検討ワーキンググループ 副主査 碓井 直樹 (株) クレステック
【企画担当】
TC 協会 トピック指向取り組み検討ワーキンググループ(50 音順)
青木 淳平 SDL ジャパン(株)
飯田 瑞恵 PFU テクニカルコミュニケーションズ(株)
岩崎 朋孝 アズビル(株)
大川 剛 ルネサスシステムデザイン(株)
加藤 孝 NEC マネジメントパートナー(株)
篠原 一文 YAMAGATA INTECH (株)
濱田 美千代 (株) 富士通ラーニングメディア
福島 隆徳 リコークリエイティブサービス(株)
松本 和久 (株) 石田大成社
山下 智之 ヤマハ(株)
渡邊 裕介 横河電機(株)
開催のご案内
- 日時・場所
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【東京開催】 2017年3月3日(金) 13:30 ~ 17:00 (13:00受け付け開始)
新宿アビタス セミナールーム5
【京都開催】 2017年2月24日(金) 13:30 ~ 17:00 (13:00受け付け開始)
京都リサーチパーク 中会議室A - 受講料
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事前申し込み制。
TC 協会会員(法人会員、個人会員) : 15,000 円
非会員: 22,000 円(消費税別) - 定員
- 東京80名、京都30名 (定員になり次第締切り)
- 主催
- 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会
お申し込み方法
- お申し込み方法
- 参加ご希望の方は、申込書に必要事項をご記入の上、TC協会までFAX(03-3368-5087)またはメール(tc-info@jtca.org)でお申し込みください。受講票と請求書を郵送いたします。
- お問い合せ先
- 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 事務局
〒169-0074 東京都新宿区北新宿4-22-15
TEL 03-3368-4607 e-mail:tc-info@jtca.org