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リスクアセスメントに基づく安全情報の提供。2012 年来相次ぐ関連法令・規格の制定や改定は、テクニカルコミュニケーション技術によって生み出される使用説明が、何のために必要とされ、誰がその提供義務を負うのかを再認識させた。表示デバイスの多様化は使用説明の提供媒体や提供形態に変革を迫っているが、トリセツづくりの原点は常にここにある。
この講座では、日本を含む世界各国の法令・規格において、製品安全や使用説明に関する要求を盛り込むときにその拠り所とされている2つの国際規格(ISO/IEC Guide 51、ISO/IEC Guide 37) について、丁寧に解説する。また、使用説明そのものを対象とする国際規格(IEC 82079-1) については、あえて「使用説明の電子化を推進する視点」から、その要求の整理を行う。
さらに、2014 年5 月に発足した『中国標準化協会技術伝播研究中心(中国TC 研究センター)』からの情報提供として、中国市場における使用説明関連の法令および国家標準の最新状況を紹介する。
セミナー骨子
【講義のポイント】
本講座は、国際規格の記述を網羅的に読み上げ、学ぶものではない。その要求を実務的視点で分析し、近年の使用説明に対する要求の変化を考慮した内容になっている。
解説は、用語の定義の再確認など、基礎的な内容から始める。規格に関する前提知識のない方でも学べるように配慮されているので、新しく使用説明業務を担当する方にも活用いただきたい。また、IEC 82079-1 の解説に際しては、従来の類似講座の「紙媒体での提供を前提にした視点」からの転換を試みた。
また、中国市場における最新状況として適合認証の検討状況、使用説明に関連した訴訟事例などを取り上げて解説を行なう予定。
【講義の流れ】
第1部 13:00 ~ 14:10 : 中国市場の法令、国家標準の最新事情
第2部 14:30 ~ 17:00 : 徹底解説!国際規格要求
法令・規格の全体像と説明対象とした3 つの国際規格の位置付け
リスクアセスメントと使用説明 (ISO/IEC Guide 51 から)
使用説明の原則 (ISO/IEC Guide 37 から)
使用説明に対する要求の実際~画面表示の視点で~ (IEC 82079-1)
【対象者】
- ドキュメント制作担当者(特に海外市場および中国市場担当者)、ライター、翻訳者
- 安全に取り組む技術者、 海外関係部門のマネージャー
- ウエブコンテンツ管理者、制作担当者、ライター
- 品質部門担当者
【講師】
黒田 聡 TC 協会 公益活動企画会議議長
徳田 直樹 TC 協会 副評議員長
山崎 敏正 TC 協会 代表理事
※特別ゲスト: 韓 涛(中国標準化協会技術伝播研究中心 副主任兼技術総監)
開催のご案内
- 日時・場所
- 2015年8月24日(月) 13:00 ~ 17:00 東京新宿 工学院大学内 5階教室
- 受講料
-
TC協会会員:
第1部・第2部共に受講 21,600 円
第1部のみ受講 10,800 円
第2部のみ受講 16,200 円
日本規格協会維持会員:
第1部・第2部共に受講 21,600 円
第1部のみ受講 10,800 円
第2部のみ受講 16,200 円
非会員:
第1部・第2部共に受講 32,400 円
第1部のみ受講 16,200 円
第2部のみ受講 21,600 円
※金額は、資料代を含み、消費税込みです。 - 定員
- 50名(定員になり次第締切)
- 最小催行人数
- 20名
- 主催
- 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会
- 協力
- 一般財団法人日本規格協会
お申し込み方法
- お申し込み方法
- 参加ご希望の方は、申込書に必要事項をご記入の上、TC協会までFAX(03-3368-5087)またはメール(tc-info@jtca.org)でお申し込みください。お申し込みされた方には、受講票を郵送いたします。
- お問い合せ先
- 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 事務局
〒169-0074 東京都新宿区北新宿4-22-15
TEL 03-3368-4607 e-mail:tc-info@jtca.org