最近の日本市場では事故情報、回収社告などが多発、毎週のように経済産業省のホームページに掲載されている。欧州でも同様で、RAPEXシステムとよばれる仕組みによって欧州委員会から事故情報の提供が欧州全域に対して行われている。メーカーは、どのようにしたらユーザーに安心して製品を使っていただけるのか、万一事故が起こったらどのような対応をお願いするかに苦慮している。予兆に関する情報提供などによる事故の未然防止、誤使用回避のための情報提供の強化は、これからの製品取扱情報を考えるに際して、大きなテーマのひとつだ。
アジア諸国においては自国の法規制の手本を欧州規格に求めることが多いため、欧州だけでなく広くアジア圏を対象とした安全表記に関する今後の動向の参考にもなる。そこで、今年は欧州 TC関係者(京都では代理)を招へいし、日本側の関係者と、安全表記のこれからについて公開パネルディスカッションを開催する。
欧州では特に職場労働安全衛生指令によって安全確保の要求が強く要求されている。日本でも厚生労働省が指導を強化し始めており、日本メーカーも対応を迫られるテーマである。このテーマもあわせて話題とする。パネルディスカッションでは次のような話題を扱う予定である。
■セッションのポイント
- 欧州と日本、欧州内で、地域による安全表記の違い
- 製品分野による安全表記の違い(消費品=家電と業務用製品)
- 包装、本体表記(ラベル)と取扱説明の連携
- 製品ライフサイクルに応じた安全表記のあり方
- 電池関係、誤飲防止、窒息防止、環境関連
なお、米国は欧州との考え方の違いがとても大きい。論点を絞るためこのセッションでは米国関係の話題は扱わないものとする。
■参考
このセッションを聴講するに際して前提となる下記基礎的情報は、特別セッション 01で扱う。必要に応じてご活用いただきたい。
- 関係する国際法と関連団体、その基本的な役割や機能
- 関係する国際規格の概要
- 取扱説明への安全表記の方法の基本(リスク分析など)
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