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創ろう!新しい情報航海術
〜テクニカルコミュニケーターの仕事が変わる〜 |
| 内容 |
私たちテクニカルコミュニケーターの仕事を取り巻く環境は、この10年間に驚くべき変化を遂げている。デジタルテクノロジーの高度化とオープン化を背景として、パソコンや通信機器に限らず、あらゆる製品やサービスの複雑化と多機能化は止まるところを知らない。ネットワークの急速な普及と進展にともない、製造元の異なる製品を組み合わせて利用する可能性も無数に拡大した。また、インターネットを経由して製品やサービスそのものが購入後にも更新されることが当たり前になり、それらを利用するための情報を継続的に提供する必要も生まれている。
率直に言って、マニュアルに代表される従来型の取扱情報は、この大きな変化を積極的に受け入れ、その特性を活かすように変貌を遂げてきたとはいえない。一般消費者の素朴な感覚でも、マニュアルへの期待は10年の間に低下してしまったのではないだろうか。
このパネルディスカッションでは、こうした劇的な変化を前提として、従来マニュアル制作を中心に仕事をしてきたテクニカルコミュニケーターに求められる新たな役割を明らかにしていく。私たちの仕事はこれから先どのように変化していくのか? 10年先を見通す議論の出発点としたい。 |
| パネリストの発表概要 |
■池田美奈子氏の発表概要
「コンテクストにマニュアルを組み込む:コンシューマー製品のマニュアルを取り巻環境」というテーマで問題提起を受けた後、マニュアルや取扱情報を取り 巻く状況の変化を総括するとともに、現状を乗り切るための新たな視点 やスキルの内容などについて議論を重ねる予定だ。
■大久保元博氏の発表概要
「ソフトウェアマニュアルには何を書くべきか」というテーマで、製品・サービスのライフサイクルに合わせた 情報提供のありかたなどについて問題提起を受ける。この提起を皮切りとして、取扱情報全般に関わる組織のありかたやマネジメント、取扱情 報の創造に関わるコラボレーションの姿などをキーワードとするディス カッションが展開されるだろう。 |
| ディスカッションのポイント |
基調講演者の佐藤典司氏に引き続きパネリストとして参加していただき、現代の情報消費者の期待や欲求に的確に応えるためにどのように情報を提供していくべきか、そのための組織作りやマネジメントに必要な配慮などについて具体的な助言を得たい。
また、現代生活デザインの領域において幅広くデザインの役割をとらえ、『日本デザイン史(美術出版社、2003年)』、編集に『情報デザイン−分かりやすさの設計(グラフィック者、2002年)』などの書籍がある池田美奈子氏には、消費社会の生活者に向けて何をどのように伝えていくべきかを考えるヒントを提供していただけるだろう。
それらの助言やヒントを受け止める、テクニカルコミュニケーターやマニュアル制作部門の立場から、大久保元博氏にパネリストに加わっていただく。情報の受け手の新しい期待に応えていく取り組みや、これからの方向性を見いだしていくために、現実的な解決策に向けたビジョンを描き出していきたい。
一方的な言いっぱなしのプレゼンテーションではなく、それぞれのパネリストの豊かな経験と深い洞察を相互に交わしながら、参加者も含めて自分自身の現在と未来を描き出す刺激的で活発なディスカッションを目指している。
当日は、会場からのコメントシートを集め、参加者の関心事と壇上の議論を重ね合わせていくことも計画している。これからの取扱情報のありかたや、組織運営に関心を持つすべての人々にとって、見逃せないパネルディスカッションを創りあげていきたい。 |
| キーワード |
複雑化する取扱情報、マニュアルのマネジメント、デザインの役割、テクニカルコミュニケーターの将来像 |
| コーディネーター |
雨宮 拓 (オフィス・スクリプタ) |
| パネリスト |
池田 美奈子 (九州大学)
大久保 元博 (株式会社日立製作所)
佐藤 典司 (立命館大学) |
| 企画担当者 |
清水 義孝 (株式会社クレステック)
田中 祥子 (フリーランス) |
| 企画協力 |
日経デザイン編集部 |
| 対象者 |
テクニカルコミュニケーター全般
マニュアル制作部門の管理者
今後のTCの動向に関心を抱くすべての人々 |