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TC協会ニュースWeb版 第68号
TCシンポジウム2005 開催まぢか
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| 試験年月日: | 2006年2月12日(日) |
| 試験会場: | 東京、大阪(予定) |
| ※20名以上の団体申込の場合は、団体の用意する会場で受験することができる(団体受験) | |
| 受験資格: | TC協会の会員、非会員を問わない。 ディレクション試験、ライティング初級:制限なし ライティング上級:初級試験、または従来の3級試験の合格者 |
| 受験料: | ディレクション試験:会員\13,650(非会員\21,000) 上級試験:会員\11,550(非会員\17,850) 初級試験:会員\9,450(非会員\14,700) すべて消費税込み ※会員とは、TC協会の法人会員の場合、団体での申し込みに限る。個人会員の場合、本人に限る。 |
| 申込期間: | 2005年11月1日〜11月30日 |
| 合格発表: | 2006年3月下旬を予定 |
ライティング初級 :学科(50問60分)、実技(60分)
ライティング上級 :学科(50問60分)、実技(90分)
ディレクション試験:学科(50問60分)、実技(90分)
受験対策テキスト
「テクニカルライティング分野編」\3,990
「マニュアル制作ディレクション分野編」\4,410
(すべて消費税、送料込み)
受験対策勉強会
11月から12月にかけて、東京と大阪で開催を予定しています。日程と場所が決まりましたら、ホームページにてお知らせします。受講料は、昨年度と同様、会員\5,000(非会員\10,000)です。テキストは、それぞれの分野の受験対策テキストを使用します。
学科問題と実技問題それぞれを100点満点に換算して、合否通知に得点を記載します。なお、2004年2月に実施された試験以前の過去の受験者への得点通知は行ないません。また、得点の通知は合否通知への記載だけで、個別の問合せには対応できません。予めご了承ください。
受験案内、受験申込書などの用紙は9月から配布します。
TC協会事務局
Tel:03-3368-4607
Fax:03-3368-5087
お問い合わせ先
ホームページ:http://www.jtca.org/
2005年度第2回の理事会が、7月9日(木)、TC協会事務局の会議室で開催されました。各運営スタッフから、協会活動の現状の報告がなされたあと、この理事会では、協会に新たに設けられる「ビジョン小委員会」についての議論がありました。
まず、すでに活動を開始しているビジョン小委員会の委員長、雨宮さん(オフィス・スクリプタ)が小委員会についての趣旨説明を行いました。
ビジョン小委員会の役割は、大きく3つあります。
| 委員長 | 雨宮 拓(TC協会事務局) |
| 委員 | 黒田 聡(財務担当) |
| 徳田 直樹(評価技術専門委員長) | |
| アドバイザー | 市川 美知(元ソニー) |
| 庄司 優(富士通ラーニングメディア) | |
| 中村 一章(キヤノン) | |
| 簔輪 精久(リコー) |
好評だった第2回目に引き続き、アドビシステムズ株式会社の協力のもと、TC協会は5月27日(金)、東京・大崎のゲートシティホールで第3回の技術研修会を開催しました。今回の全体テーマは「閲覧用PDFの効果的活用法〜取説/商品カタログライブラリーとオンライン校正」でした。
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プロフィール 北海道大学文学部卒業。米国南部工科大学テクニカルコミュニケーション修士課程修了。高校英語教諭、英文雑誌記者、機械翻訳アドバイザー、メーカーの社内テクニカルライター、フリーランス翻訳者等を経て、現在、広島国際大学助教授。専門はテクニカルコミュニケーションと辞書学。業績として、『ウィズダム英和辞典』(共著)、『日本語を書くトレーニング』(共著)、『電子辞書活用ハンドブック2005』(共著)などがある。 |
聖徳太子のAudience Analysis
大学の教員として学会や研究会に参加すると「ご専門は何ですか?」と聞かれることがある。そのとき、「生成文法です」とか、「認知のほうをやってます」とか答えると、研究者っぽくてなかなかカッコいい(それぞれの内容を説明すると長くなるのでここでは省く)。ところが「テクニカルコミュニケーションが専門です」と答えると、多くの場合「?」という顔をされるか、場合によっては「工業英語ですか」というような反応が返ってくる。
これはアカデミックな場に限らない。数年前メーカーに勤めていた頃、名刺に「テクニカル・コミュニーケーター」と書いていたことがある。名刺交換の相手がTC関係者ならばもちろんすぐにわかってくれるが、そうでない場合「どういったお仕事ですか?」と尋ねられる。
会員諸氏も経験をされたことがあるかもしれないが、「テクニカルコミュニケーション」という言葉はまだまだ普及していない。わかりやすさを追求するはずのTCの名称自体が実はわかりにくいのも皮肉なものである。
歴史的に見ても「テクニカルコミュニケーション」という言葉が聞かれるようになったのは最近のことである。「TC協会の歩み」によると、第1回TCシンポジウムが開催されたのが1989年、TC協会が設立されたのが1992年。未だに『広辞苑』にも掲載されていない。
かと言って、日本歴史の中にTCは存在しなかったのかというと、そんなことはない。前回定義したように、TCが「受信者の知らない情報や知識を、伝える意図を持って、一方向的に、わかりやすく伝えるコミュニケーション活動である」ならば、TCという言葉がなくとも、その活動は人間の歴史とともにあったはずである。
では、どのようにして「わかりやすく」伝えてきたのか。そのコツを一言で言えば、audience analysis(読者分析、聴衆分析)に尽きると私は考えている。読者や聴衆の知識、目的、立場、時間などを分析し、それに合わせて、情報の取捨選択、情報の配列、表現の方法を考える。これがTCの核である。以下、このaudience analysisが日本歴史の中で行われてきた例を拾ってみる。
私の知っている限り、audience analysisを行った最古の例は、聖徳太子である。聖徳太子というと、遣隋使派遣、十七条憲法、冠位十二階、など、中学生ぐらいのときに習った事績を思い出すが、そういった外交や行政のみならず、寺院の建立を含めた仏教興隆への貢献においても太子は大きな役割を担った。
推古天皇14年(西暦606年)7月、仏教普及活動の一環として、太子は王侯貴族を前に、3日間、『勝鬘経』という仏教の経典についての講義を行う。また、同じ年、『法華経』についての講義も行っている。さらに、この二つに『維摩経』を加え、これらの経典を理解するためのマニュアルとも言える『義疏』を作成している。つまり、プレゼンテーションとマニュアルをセットとして仏教普及に努めたわけである。
その一端を見てみよう。たとえば、『維摩経』の本文には、その名前の由来である「維摩」がなかなか出てこない。「ミロクソフト・ジム・アカデミック」という名前の商品があったとして(架空のものですよ、もちろん)、それが何なのか説明していないマニュアルのようなものである。それに対し、聖徳太子の『維摩経義疏』では、維摩が聖人の名前であることから解説を始めている。「維摩経」と言われたときに「維摩って何だ?」という読者の疑問にまず答えようとした太子の意図は、audience analysisの一環と言える。
聖徳太子のプレゼンテーションの方法については不明だが、時代が下ると、布教活動としての説教が一つの技術と考えられ、その内容と方法論を示す文献が現れる。その一つが、796-828年頃に書かれた『東大寺諷誦文稿』(とうだいじふじゅもんこう)(諷誦=経文を声を挙げて読むこと)である。
この文書には、説教の内容が書かれているだけでなく、プレゼンテーション技術についても注釈を入れている。たとえば、聴衆の身分、性別、方言などを考慮し、それに合わせた用語を使うよう説教者に指示している。まさにaudience analysisである。
もう一つ、audience analysisに基づいた文書を紹介しよう。17世紀末、兵士の心得について書かれた『雑兵物語』(ぞうひょうものがたり)である。内容は足軽以下の兵士たちの功名談・失敗談・見聞談などの形式を借りて、戦時および平時の心得を説いたものである。
たとえば、旗指物の持ち方などについて「はしるべいと思ふ時は、柄立革へつつぱめて持べい。」というように、現代人にも理解できそうな口語体で書かれ、挿絵も盛り込まれている。ただ、残念ながら、『雑兵物語』が出た時点で戦国時代は既に過去のものとなっていたため、この書物が雑兵教育にどの程度効力を発揮したかは定かではない。
ここに挙げた3つの例が示すように、日本歴史の中にもTCの核といえるaudience analysisの考え方は存在していたし、それは聖徳太子まで遡ることができるのである。こう考えると、普段肩身の狭い思いをしているTC関係者としても、何となく誇り高い気分になれるのではないだろうか(私だけかもしれないが)。
今回は、仏教や足軽の心得など、形のないものに関するTCの話をした。次回は、形あるもの、つまりハードウェアの面から日本TC史を考えてみたい。
会社プロフィール
マイクロソフトは、Windowsを中核とするIT業界世界ナンバーワン企業。”Your potential. Our passion.” を企業メッセージとして、すべての人々とビジネスの持っている限りない可能性を引き出すために、より良い製品およびサービスの提供に努めている。
シリーズ第3回は、マイクロソフト社の研究開発部門を前身とするマイクロソフトプロダクトディベロップメントリミテッドを訪問。研究開発統括部、MILSグループ東アジアリージョンマネジャーの小見山正さん、ターミノロジストの田村小貴さんを訪れ、これまでのマニュアル中心のお話とは趣きの異なるお話を伺うことができました。
まずは、MILSグループのミッションをご説明ください
MILSは、Microsoft International Language Servicesの略で、マイクロソフトの一組織ですが、その拠点は世界各地に点在します。われわれ日本語チームがここ調布にある、というわけです。社内はもとより、社外においてもマイクロソフトと関わりをもつすべてのかたがたを対象に、マイクロソフト製品への理解を深めていただくことを目標に活動しています。そのために、製品に出てくる、英語およびローカライズされた言語の品質を高めることがMILSのミッションです。
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「TC協会のカタカナ表記ワーキンググループに積極的に参加しているのも、業界を越えたローカルコミュニティーの中で意見交換してユーザーにとってわかりやすい用語の策定をしていくことが重要と考えたからです」と小見山さん | ||
用語のローカライズの現実についてお聞かせください
MILSでは、ユーザーインターフェースに関わる用語(メッセージ、メニューなど)やアイコンに使われる用語を中心に管理しています。それらは、米国において製品ごとの開発チームが作成しています。しかし、ローカライズ中に英語が原因でローカライズが困難になるという事態になっては困りますので、米国ではMILSのターミノロジーリサーチャーという専門家が、ローカライズ前の元の英語の品質保証を担当しています。ローカライズしやすいか、という観点でソースである英語の用語を決めているわけです。そして、英語から、世界約40言語にローカライズしているのですが、日本語に関してはわれわれ日本語チーム4名が用語管理と品質保証を担っています。
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「日本語に訳しにくい英語というのは、おもしろいものでけっこう他の言語にも訳しにくいのです。よりローカライズしやすい用語に変更してもらうよう、開発チームに働きかけています」と田村さん |
ローカライズの過程で、日本語チームはどう関わっているのですか
ローカライズが始まってから日本語をどうしようと考えていたら遅すぎる問題が山ほどあります。元の英語を決める製品開発段階から、いずれローカライズされるのだということを念頭において作業してもらうよう、製品を開発して英語を執筆する側に働きかけるのがわれわれの重要な任務のひとつです。たとえば、不要なデータを抹消する機能に”tombstone”、つまり「墓石」、という名称を与えたとします。英語圏では受け入れられても、すべての文化圏で適切な用語かというとそうでもない。ローカライズが始まり、出荷近くになってあるローカライズチームから待ったがかかったのでは、多大な後戻り作業が発生しますし、その追加コストも些少ではありません。
ローカライズ後の言語の品質保証はどうされていますか
用語そのものの管理、および表記のスタイルに対するガイドの策定と発行を行っています。用語の管理にあたっては、ワールドワイドで構築された用語データベースを運用しています。英語と、それに対応する約40言語の用語がデータベース化されており、英語:日本語のデータベースには約130万件が収納されています。英語を入力すると、希望の言語を検索することができ、それが出荷済みの製品に用いられているものか開発中の製品のものなのか、ITの一般用語なのか、といった属性も知ることができます。このデータベースは、マイクロソフトと契約した翻訳会社にも公開され、翻訳者側からの質問や意見をやりとりするオンラインツールとしても機能しています。
マニュアル制作との関連は
当社では、マニュアル制作は、ほぼ100%と外注という方針ですので、マニュアル制作グループは社内にはおりません。外注先は、米国で作成したマニュアルを用語のデータベースやスタイルガイドを活用してローカライズし、日本語のマニュアルを作成しています。その最終的な言語品質の保証の一端は、われわれのセクションが担っています。
MILSグループとしての今後の展望は
まず、ユーザーの声を収集し、それらを製品の言語品質へ反映させることは、これまで以上に強化していくつもりです。また、ローカライズプロセスの標準化やインターフェース用語の品質向上のためにはTC協会をはじめとする 社外の団体や企業との協力関係を密にしていく必要もあります。最後に、わかり易い用語の策定も含め、テクニカルコミュニケーションへの理解と認知度向上のための標準化活動に積極的に参画していきたいと考えています。
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1960年生まれ。編集プロダクションからソフトハウスに転職してSEをやっていたが、90年、株式会社カイの設立に参加し、編集とSEのまん中をとって、取説制作の仕事をはじめる。TC協会においては、本紙の編集委員。「『わかりやすさ』の安易なパターンが、マニュアル作りの言い訳に使われているように思うんです」 |
「テーマはコミュニケーションなんだよ」
「スピルバーグの映画は、どの映画もコミュニケーションがテーマなんだよ」と言われて、妙に納得したことがある。まだ「E.T.」が公開された頃、ずいぶん昔だ。
スピルバーグの長編デビュー作「激突!」は、乗用車に乗る主人公が乱暴な大型トラックに執拗に追いかけられる話。主人公は、なんとか大型トラックの運転手とコミュニケーションをとって、追跡をやめさせようとするが、運転手の顔さえ見ることができない。顔も見えない相手とのやりとりが緊迫感をあおる。
その5年後に公開された「未知との遭遇」は、段階を追って接触してくる宇宙人とついに邂逅する物語。大音響の音楽で宇宙人と会話するラストは圧巻だった。
「E.T.」にいたっては、人間の手と宇宙人の手が触れ合うあのポスターが、もうコミュニケーションを描いたもの以外のなにものでもない。
だが、数日後、はっと気がついた。
そもそもドラマというものは、人と人の間に生まれるもので、その言葉と行動のやりとりによって作られる。だから、コミュニケーションが重要な要素でない映画なんてありえない。違う考えを持つ者たちが、なんらかのコミュニケーションを経て、発見したり、ぶつかったり、考え方を変えたり、理解し合ったりするのがドラマなのだ。テレビドラマも小説も演劇もみんなそうだ。
だから、「テーマはコミュニケーションなんだよ」というと、なんでももっともらしくくくれるが、じつはなにも言っていないに等しい。
コミュニケーションでくくるうさんくささ
それ以来、コミュニケーションでくくって語る人は警戒することにしている。原則として、「うさんくさい」と書いたシールを額に貼った様子を思い浮かべてお話をうかがうことにしている。
「私のコミュニケーション考」なんていう見出しを掲げた文章など、まさにうさんくさい。ましてや、「テクニカルコミュニケーション」という、それらしい区切り方があるのに、こんな広い風呂敷を広げてしまうところが怪しい。
・・・というか、まず書きにくい。「テクニカル」はどこに行ったんですか、「テクニカル」は。「テクニカル」の話しなきゃ勝てませんよ。世間はコミュニケーションにあふれているんだから。マスコミやらメディアやら言語学やら心理学やら社会学やらの方々が、私たちよりはるか昔からやってるんだから。
しかし、「テクニカル」に・・・マニュアル・取説に話を絞っても、これまたやっかいなテーマである。智恵を絞っても、80年代にあらかたのアイディアは出尽くしているように思える。しかも、そのアイディアは、たいして実現していない。だから、実現させることのおもしろさはあっても、語ることの意味は見いだしにくい。
80年代に急激にニーズもページ数もふくらみ、あわてて形を整えたマニュアルの世界は、90年代にすっかり自己模倣の繰り返しにおちいった。不況の煽りだったのか、さらなる急成長を消化するための便法だったのか、新しい形を探るより、前例のある、いかにもマニュアルらしいものの再生産に専心し始めた。そしてその延長にある21世紀。「マニュアルって、わからないよね」と言われた形のまま、進化をやめたように見える。
わたしも、「目標は、ストーリー性と個性があるマニュアルを作ることです」と言ってはいるのだが、なかなか実現するチャンスは少ない。大量生産に向かなくて、手間がかかったとしても、ストーリーがあって、ただ一方的に単調に伝えるだけではなく、いろんな切り口があって、考え方が途中で変わったり、回り道したり、近道したり、驚かせたりするものが、結局は物事を(それが「テクニカル」なものであったとしても)「よく伝える」のではないかと思うのだが。
セカイは変えられないのか
先日、久しぶりにスピルバーグの新作を見た。「宇宙戦争」である。別れた妻から子どもをあずかったその日に宇宙人の攻撃を受けて、パニックになった町から元妻の実家へ向かう苦難の旅を描いた映画である。宇宙人はすっかり手の届かないところにいる。H・G・ウエルズの原作通り、ある日突然やってきて、ある日突然滅んでしまう。主人公は、宇宙人と交信したりしない。コミュニケーションはないのだ。日本のアニメやライトノベルで流行っている「セカイ系」のようだ。少年と少女の日常と、遠い世界で現実感なく起こっている戦争が、中間の景色を省いて描かれる「セカイ系」のように、近景に住む主人公がなにをしても遠景のセカイを変えられないという、深い無力感が映画を支配していた。
通り過ぎていく時代の気分だったらいいのだが、ずっと続いていくものでは困る。なんとか、この無力感を越えていかなくてはならない。
・・・なんて、やっぱり、「コミュニケーション」をタイトルに掲げると、こんなうさんくさい結びになってしまうじゃないですか。
■株式会社グラフィン
商標登録の社名「グラフィン」はグラフィックスとインフォメーションからの造語です。パソコンが普及する前の手描きの頃から「テクニカルイラストレーション」を生業としていました。アップル社がパワーマックCPUを搭載し、パソコン作図が高効率になった時期にイラスト作画を機械化しました。その後、顧客の要望に応え続けるのに伴いイラスト以外の周辺技術を増殖させ、マルチメディアのドキュメント制作に足を踏み入れました。
マニュアル制作会社は印刷や翻訳部門から発展した会社が多く、文字主体の技術でドキュメント制作を行ってきたのではと思います。もちろん、「はじめに言葉ありき」、は考える葦である<人間>の思考における大前提であることには変わりありません。また、すでにネットワーク仕様の制作を始めているとしても、グーテンベルク以来続く印刷文化の技術から完全に分離独立することは考えられません。
株式会社グラフィンは、ビジュアル系の制作会社として従来の文字文化にあまり囚われない立場でドキュメント制作を行っています。ドキュメントの新しい形や在りようを皆様とともに考えていくことがTC協会での重要な活動の一つだと考えておりますので、宜しくお声掛けを。
■ダイナコムウェア
●会社概要
DynaComwareは、パソコン用フォント、組込み用フォント、電子文書ソリューションなどの開発・販売を行っているアジア最大手のフォントメーカーです。特にWindows市場で圧倒的なシェアを誇り、パソコンショップ販売本数ではフォント部門で5年連続第1位の実績があります。さまざまな場面に対応した「個性的で表情豊かなフォント」を多数開発しており、デザイン表現の幅を無限に広げる「DynaFont」シリーズは、広く受け入れられています。
●マニュアル制作について
マニュアルの制作は、主に開発部門のある台湾で日本人スタッフが行っています。紙ベースでの冊子マニュアルおよび一部はHTMLファイルで作成していますが、弊社ソフトの顧客には初心者ユーザーも多く、常にそのようなユーザーの立場にたったわかりやすいマニュアルの制作を心がけています。
●協会にひとこと
TC協会への入会をきっかけに、さまざまな情報の交換に参加し、他社の創意工夫から何かを学んでいこうと考えています。一方、フォントメーカーという立場から何か提案できることがあればと思っていますので、よろしくお願いいたします。
BC検定について
技術検定委員会は、ほぼ毎月会合をもって検討を続けており、現在、主に対象技術、対象文書の絞り込みを行っています。対象技術は文章技術と表現技術が中心になり、対象文書は報告書、企画書、提案書、議事録、連絡文書など、あらゆる組織のあらゆる部署で使われているものを考えています。
また、新検定は、既存検定(テクニカルコミュニケーション技術検定)の中の1分野として扱っていきます。現在のテクニカルライティング分野、マニュアル制作ディレクション分野に、新たな分野が追加されることになります。
テクニカルコミュニケーション研究会(TC研)
TC研は、TCの普及、テクニカルコミュニケーターの技術や社会的認知、地位の向上を目指す、所属、職種を超えた個人参加の研究会です。メーリングリストを利用して、TCとその周辺のテーマを中心に意見交換、疑問解決などの活動をしています。
今年の4月から活動の場をYahooグループに移し、会費も無料になりました。
入会の方法は、グループページ: http://groups.yahoo.co.jp/group/tcken/ をご覧ください。
問い合わせ先(連絡はメールかファクシミリでお願いします)
〒107-0052 東京都港区赤坂8-7-18
(株)シー・ディー・エス気付 TC研究会事務局
E-mail:tcken-owner@yahoogroups.jp
FAX:03-5411-5961
TC協会ニュース 第67号 2005年8月15日発行
*次号は2005年10月25日発行の予定です。
*会員連絡先が変更になった場合は、TC協会事務局(こちら)までご連絡ください。