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TC技術検定

TC技術検定の新しい枠組み(2009年5月8日更新)

TC技術検定3級テクニカルライティング試験[TW]ガイドブック発行の遅れにより、以下のように試験実施計画を変更いたします。受験予定者の皆様には、ご不便をおかけすることになり、深くお詫び申し上げます。

枠組見直しの背景

ネットワーク社会の進展とテクノロジーの進歩を背景として、取扱情報の作成に係わる技術も近年大きく変貌しつつあります。その変化は、具体的には次の3つの側面で進行しています。

メディアの変化

従来は印刷媒体が中心でしたが、Webや製品のユーザーインターフェースと一体化した組込型取扱説明など、多様化が進んでいます。

コンテンツの変化

操作手順を中心とした説明から、製品やサービスの活用を促進する情報提供が重視されるようになっています。

制作者に求められるスキルの変化

ライティング技術やDTPツールを使いこなすスキルに加え、Web上で魅力ある効率的なコミュニケーションを実現する技術、複数のメディアを使い分け効果的な伝達を実現するための幅広い企画力やプロデュース能力などが求められます。

テクニカルコミュニケーター協会(TC協会)は、1998年2月からテクニカルコミュニケーション技術検定試験(TC技術検定)を実施し、順次試験の種類を増やしてきました。現在はテクニカルライティング分野初級および上級、マニュアル制作ディレクション分野の3種類の試験があります。最初の試験実施から10年を経て、取扱情報に関する大きな環境変化に対応していくため、TC協会では2009年から2012年までの4年間をかけて、検定試験の枠組を全面的に見直す運びとなりました。

テクニカルコミュニケーション技術検定試験の新しい枠組

2012年までに、次の4種類の試験を実施します。

TC技術検定3級
テクニカルライティング試験[TW] basic Technical Writing
TC技術検定2級
取扱情報制作ディレクション試験[DR] DiRection of producing instructions
TC技術検定2級
使用説明制作実務試験[MP] professional Manual Production
TC技術検定1級
取扱情報コンテンツ企画・制作実務試験[CC] Creation of instructional Contents

各試験の位置付け

難易度(等級)および対象スキル(媒体・業務)から見た各試験の位置付けは、下図の通りです。



各試験の特徴

TC技術検定3級テクニカルライティング試験[TW] basic Technical Writing

ライティングスキルの理解度および到達度を問う試験です。取扱情報の制作に付帯する基礎知識(コンプライアンスや認知心理学など)についての知識水準も試験範囲に含まれます。この試験のために2009年7月末、ガイドブックを新規に発行する予定です。取扱情報の制作実務の経験を持たなくても受験することができ、学科試験のみによって行われます。出題形式は、総合的な知識を問う穴埋め問題や多岐選択問題などを取り入れる予定です。この試験の合格者のみが、2級の試験(DR、MP)を受験することができます。

TC技術検定2級取扱情報制作ディレクション試験[DR] Direction of producing instructions

2006年に全面改訂された『マニュアル制作ディレクション分野ガイドブック』に基づき、紙媒体および電子媒体の取扱情報制作ディレクション業務に必要な知識および実技の水準を認定する試験です。3年程度の実務経験を目安としています。3級試験(TW)の合格者のみが受験することができます。ライティング技術については試験範囲に含まれません。従来と同様に、知識を問う多岐選択式の学科問題と、総合的なスキルを問う実技問題(多岐選択式や記述問題)を予定しています。

TC技術検定2 級使用説明制作実務試験[MP] professional Manual Production

従来のTW上級試験を土台とし、ライティングおよび制作のツール活用、ライターとして身に付けるべき企画力やデザイン、ビジュアル表現など、紙媒体のマニュアル制作に必要な知識および実技の水準を認定する試験です。3年以上のライター実務経験を目安としています。3級試験(TW)の合格者のみが受験することができます。知識を問う多岐選択式の学科問題と、総合的なスキルを問う実技問題(多岐選択式や記述問題)を予定しています。2010年4月末を目標に、従来のTWガイドブックを全面的に改訂し、新ガイドブックを発行します。

TC技術検定1級取扱情報コンテンツ企画・制作実務試験[CC] Creation of instructional Contents

紙媒体、Web、製品組込など、多様なメディアを組み合わせて提供する取扱情報を対象に、製品情報全般のコミュニケーションプラン構築、情報の構造化、UI設計、CSSやJavaスクリプティングなどWeb制作の基礎知識、ワークフロー設計、コンテンツの実装技術、検証およびテスティングについて、知識および実技の水準を認定する試験です。2級試験(DR、MPのいずれか、または両方)の合格者のみが受験することができます。ライティングまたはディレクション業務における10年程度の実務経験を目安として、多様なメディアで効果的な情報伝達を実現するためのスキルを問う高難度の試験となります。知識を問う多岐選択式の学科問題と、総合的なスキルを問う実技問題(多岐選択式や記述問題)を予定しています。2010年秋を目標に、ガイドブックを新たに発行します。2011年には、トライアル試験の実施や受験者向けのセミナー開催を予定し、2012年以降の試験実施を計画しています。

TC技術検定試験 2012年までの大日程

2008

2009

2010

2011

2012

現行試験

TW初級 告知 春 最終実施 2月 3級TWへ移行    
TW上級 告知 春 最終実施 7月 2級MPへ移行    
DR 告知 春 最終実施 7月 2級DRへ移行    

新検定

3級
TW
告知 7月末 ガイドブック発行  ●  ●
2月 試験実施
7月 試験実施
    ●

7月 試験実施
    ●

7月 試験実施
2級
DR
告知       ●

7月 試験実施
 ●
2月 試験実施
秋 ガイドブック改訂
 ●
2月 試験実施
2級
MP
告知 ガイドブック企画、執筆     ●
3月 ガイドブック発行
7月 試験実施
 ●
2月 試験実施
 ●
2月 試験実施
1級
CC
告知   ガイドブック企画、執筆 夏 ガイドブック発行
トライアル試験
    ●

7月 試験実施


従来の枠組のTC技術検定との対応について

2009年2月のDR試験は、誰でも受験可能です

2009年2月実施のDR試験までは、DRには受験資格を設けません。これまでと同様、どなたでも受験することができます。

2010年以降のDR試験には受験資格があります

2010年2月以降のDR試験は、次の方のみが受験することができます。

「TW初級」と「TW3級」の合格者は「新TW」合格者と同等です(2012年まで)

2009年2月実施分までのTW初級またはTW3級に合格した方は、新TWの合格者と同等に扱い、2級試験であるDR試験またはMP試験の受験資格を持つとみなします。ただし、この措置は2012年内に実施の試験までとします(2013年以降は、新TW合格者のみがDR、MP各試験への受験資格を持ちます)。

「TW上級」と「TW2級」の合格者は「MP」合格者と同等です(2014年まで)

2012年夏実施のCC試験の受験資格は、2009年2月実施分までのTW 上級またはTW2級の合格者、DR試験の合格者(合格年次は不問)、または、2010年以降に実施されたMP試験の合格者とします。TW上級(またはTW2級)合格者がCC試験を受験できるのは2014年までとし、2015年以降は2級試験(DR、MP)の合格者のみがCC試験の受験資格を持ちます。